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④断罪のゆりかご ~継承される地獄~  作者: MCdragon


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最終章:二人の「女王」と、一人の王

数ヶ月後、海辺の邸宅には、二人の美しい女性の姿があった。

一人は、すべてを忘れ、純粋な愛玩物となった母、瑠美。

もう一人は、一真の「秘書」兼「愛人」として、彼の支配を盤石にするためにその知性を捧げる娘、小春。

小春はかつての攻撃性を失い、一真の視線ひとつで、自分の存在意義を確認するようになっていた。

彼女は今や、一真が自分を辱め、支配することに、かつての自由では決して得られなかった「狂気的な安らぎ」を見出していた。


一真は、毎晩のように小春を寝室に呼び、絹の縄で手足を拘束し、鞭で白い肌を赤く染め上げる。

痛みに涙を浮かべる小春の体を、優しく撫でながら再び激しく犯す。

時には玩具を使い、絶え間ない快楽で彼女を追い込み、許可を得てようやく達することを許す。

そのたびに、小春の目は恍惚に濡れ、一真への絶対的な服従を深めていった。

時折、瑠美も加わり、母娘の体を重ねて一真に奉仕させることで、究極の屈辱と快楽を与え続けた。


「ママ、お茶を淹れたよ。…一真が、もうすぐ戻ってくるわ」


小春は、瑠美の首元にあるチョーカーを丁寧に磨き、自らの首にもある、一真の紋章が刻まれた同じ鎖をそっと撫でた。

鎖の下の肌には、昨夜の一真の歯形と鞭痕が残り、触れるだけで甘い疼きが蘇る。


「ええ、そうね。小春…。あの子が帰ってきたら、今日は何をして差し上げようかしら」


二人の女性は、鏡合わせのような微笑みを浮かべた。

そこには悲劇の影はない。

ただ、一人の支配者によって調教され、自らの意志を差し出した者だけが到達できる、歪んだエデンの静寂があった。

一真は、二人を同時に抱く夜を増やし、母娘の唇を重ねさせながら交互に貫くことで、絶対的な所有を味わっていた。


夕暮れの海。

一真はバルコニーから、自分を待つ二人の「家族」を眺めていた。

康夫は恐怖で支配し、修は無関心で逃げた。

だが、自分は「救済」によって支配を完成させた。


「愛しているよ、二人とも。君たちの魂の最後の一滴まで、僕の血に染めてあげる」


秋山家の歪んだ系譜は、ここで終わるのではない。

一真という絶対神を中心に、母と娘が跪き、体を捧げる「完璧な王国」として、外界の理から切り離されたまま、永遠に、そして淫らに、繰り返されていくのだ。

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