表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/25

誤解を招くやり取り

ここでギルドの人が入ってきてしまい

この二人のやり取りを拝見してしまう

《え!?ちょっと貴方たちってそんな、関係なの!?》

ばっと、二人は離れる

それから

《《ち、違います》》

この経緯を話すと

ギルドの人は納得をしてくれた

《まあ、受け止め方には気を付けた方がいいよ》

と言われた

《はい》

《はい》

俺達はギルドを出ると

アイラさんが待っていてくれた

《どう?調子は?》

《ええ、おかげさまで》

《そっか、なら安心ね》

再度獣人族の国の王様に謁見する

「ありがとう」

といって

獣人族のコインを貰うことが出来たので

魔王さんの所へ戻ることにした


魔王さんの所へは約三日ほどは掛かるため

関所の街までまずは向かう

初日

リートオンという宿屋にチェックインする

部屋に入ると

ゾランは早速、風呂に入ると言い服を脱ぎ始めた

《ちょっ、なんで脱いでるんですか?》

《ん?だって汗だくなんだもん。それに男同士だし別にいいじゃないか》

《まあ、そうだけどいきなり脱ぐのもちょっと困るというか》

この間のことあるから、すこしドキドキするんだよね俺はと心の中で思いつつゾランのほどよい筋肉のついた身体を見る

《ほら、ノリヒトも一緒に入ろう》

《ええ!?》

ゾランと一緒に温泉に浸かる

《気持ちいいねぇ》

《ああ、そうだね》

ゾランさんは俺に背中を預けてくる

《ねえノリヒト》

《何だい?ゾランさん》

《僕はさ、君のことが好きなんだよ》

《え?ああ、友人としての好きですよね。俺もですよ》

《あ、うん。そ、そうだね》

違ったのかな?

まあ、いいや

《僕が言いたいのは、そういう意味じゃないんだけどね》

《どういうこと?》

《……なんでもないよ》

《そう?》

二日目

朝起きるとゾランさんは既にいなかった

俺達の部屋の隣にいる

ゾランさんに挨拶をする

《おはようございます》

《おお、ノリヒト!昨晩はよく眠れたか?》

《はい。大変よく眠れました》

《そうかい、それは良かった》

《ところでゾランさんは何をしていたのですか?》

《ん?ああ、鍛錬だよ》

《そうなのですね》

《それじゃあ、行くよ》

リートオンをチェックアウトすると本日も移動を開始する

今日も晴れており良い天気だ

道中魔物が出るも、特に苦戦することも無く順調に進む 途中にある小さな村に立ち寄り、宿を取る 夕食を取りながら会話をすることにした

《そういえば、ノリヒトはどうして旅をしているんだい?》

《え?》

《あ、ごめんね変なこと聞いて》

《いえ、気にしないでください。俺は、元の世界に戻る方法を魔王さんから聞いてそれを実行するために旅をしているんだ》

今日も移動したがやはりまだ魔王さんの所へは難しいようだ

今日はお泊まり本舗という宿屋で一泊することにした

部屋につくと

ゾランさんが温泉行くよと俺、アイラさんを誘う

前にアイラさんが男だという衝撃的なことがあったのですが

俺は、この間のゾランさんの『好き』の意味がわからないので

今日の温泉の後にでも訊いてみよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ