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13 進路


 ゲームとかで、あまりにも一度にたくさんのイベントが起こると、対処出来なくなりますよね。


 ゲームなら良いんですよ、ポーズとかセーブとかで後回し出来るんで。


 現実でそんなことになったら、人畜無害の一般人の僕にはどうすることも出来ないわけで。


 つまりは、飲み込まれないようにしながら流されるままにするしかないわけで。




 そんなこんなで、まずはモノカさんの所属している王国へ。


 王国の長、ツァイシャ女王様から直々の謝罪。


 元々ここの王国に所属していた召喚士たちが、召喚禁止令以降あちらこちらに散らばって、ノラ召喚しているのが大問題、なのだそうです。


 僕は、ノラ召喚の被害者として、この王国での保護と手厚い賠償を約束してもらえました。


 一緒に謁見したエルミナ様とシスカさんも、同様に援助していただけるそうです。


 お姫さまの亡命って、国同士で揉めたりしないのかなという疑問には、女王様がスパッとお答え。


『人の尊厳を踏みにじる行為は、個人であろうと国であろうと許されるものではありません』


 ツァイシャ女王様、お姿はすごく女王様でしたが、とても男前でもありました。



 そして、エルミナ様がツァイシャ女王様立ち合いの元で宣言。


 王位継承権など、自身の身分にまつわるすべての権利を放棄する、とのこと。


 つまり、この国の民となる人生を選んだのです。


 シスカさんは、生涯の友としてエルミナ様を守ると誓いました。


 騎士の誓い、目の前で見るとゾクゾクするほどカッコ良かったです。



 しかし、これにて一件落着、ではなかったのです。


 こちらに召喚されてからの、最大のピンチ、到来。



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