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臨床検査技師の『はるか』です!  作者: コンロード
第1章 臨床検査技師
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第3話 拒否

 染谷師長が検査室に入るなり……


はるかさんお疲れ。 ……ごめん! 血液センターに頼むの、ちょっと待って」


 血液センターから買った血液は、期限前に患者に使われないと、病院の損失になる。


 特に『AB型』の血液は使用頻度が少ないので、使われずに廃棄する可能性が高い。


 …だからと言って、今、頼んでおかないと間に合わなくなる公算が大きい。


Hb(ハーベー)3ですよ! 待てって…… 死んじ(ステっち)ゃいますよ!? ……先生の指示ですか?」



「家族の同意が取れないんよ。何か、教祖?の教え?で『選ばれざる者の、けがれた血を娘には入れられない』って……」


 そんな……。


 ……染谷師長のPHSが鳴った。……先生からのようだ。


「……判りました。 対応します」



「……どうなりました?」


「家族も本人も、輸血拒否の意志が強いって……。 無輸血治療を希望するから、当院での治療はここまで。 転院になるから、救急車アンビ呼ぶわ」


 ……と言って、外来処置室に戻って行った。

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