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第4話 生き恥

 病院の廊下を、深田先輩の笛のリズムに合わせて進むと、すれ違うギャラリー(病院職員)が手拍子をして、温かい目で見送ってくれた。 深田先輩と私を中心に、病院が1つになった瞬間だった……


 な〜んて、某『24時間走り続けるランナー』みたいな、夢みたいな事が起きるなんて全くあり得ず、ただ、ひたすら……


 顔 か ら 火 が 出 る 程 恥 ず か し い っ !


 これでも私は、以前、区民劇で主役を務め(本編第21章『スポットライト』をご参照下さい)多少なりとも舞台度胸は付いたと自負していたが、とんでもはっぷんぷん! この状況には心底《しんそこ》参《まい》った。


 深田先輩は恥ずかしく無いの?


 私と先輩、何が違うって言うのよっ!? ←混乱


 ……あ、判った。


『ジャージ』だ。


 私はかなり……いや、ちょっとキツめのTシャツとハーフパンツ…… おまけにストッキングは肌に合わないので、俗に言う『生脚《なまあし》』状態だ。


 寒くは無いが、ズボンに慣れた身には、太ももから下に、直《じか》に風が当たると、スースーして、何とも頼りない(泣)


 よし、決めたっ!


 明日は、元卓球部の兄貴にジャージを借りて持って来よう。 ←案外懲りてない!



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