↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
213/222

第2話 文化系

 検査室に戻り、3時のおやつの時間……


 先輩達に、はっしーとICLSに参加する旨を伝えると、一瞬、場が凍り付いた。


 なっ、なに? なに!?


「遥《はるか》……『文化系』だよね……」


 深田先輩が、普段と違う低〜い声で聴いてきた。


「……はい……バリバリの……」


『バリバリの文化系』って表現も変だが、そんな事を聴かれるのも普通じゃないぞ!?


「ICLSって、そんなにキツいんですか!?」


 五木《いつき》技師長《ぎしちょー》が「『キツいんですか(・)』」なんてぇ〜のは、物の疑りだよ! ICLSはキッツいぞぉ〜」


 それを聴いて、私はおやつのサーターアンダギーを落としそうになった。


 私の身体は、神経系、骨格系、筋肉系、呼吸器系、更に循環器系に至るまで、『運動』をするように設計されていない。 つまり平たく言えば、運動は苦手なんだぁ〜!←声を大


「これは、特訓が必要かもねー」


 と、おっとりした口調で都《みやこ》先輩が言った。


 うん。 都先輩の身体の仕様も、私に負けず劣らず運動に向いていなさそうだ。


「都さんもICLS講習を受けたんですか?」


「……無理無理! 私には到底無理だから受けて無いよー」


「都さんが無理なら、私も無理ですよ〜」と、私が半ベソをかきながら言うと……


「遥は、まだ若いんだから受けておいた方が良いよー」と返された。 


 ……あのぉ〜……若いったって、貴女《あなた》と2つしか変わりませんよ?


 深田先輩が「よ〜し! 今日……いや、明日から放課後は特訓だ! 明日は動きやすい服装を持って来るように! ……そうだ! はっしーにも声をかけて来よう!」と言って、喜び勇んで、お向いの放射線(レントゲン)科に入って行った。

 

 深田先輩はバリバリの体育会系だからな……。


 それにしても『放課後』に『特訓』〜!?


 学生時代、対岸の火事と思っていた事を、社会人になった今になってからやる羽目になろうとは〜(泣) 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。