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臨床検査技師の『はるか』です!  作者: コンロード
第3章 精虫《スペルマトゾア》
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第4話『呪い』

「警報、警報!」


 ……ドアを開けて入って来た、深田先輩の声が響いた。


 ……け、けいほう?


 そして、私の顔を見るなり、「はるかのろった事、ある?」


 ……! のろいぃ? 


 この前、心電図()るのにひと苦労した時に、深田先輩をうらんだけど……

 

のろいなんて、そんな、恐ろしい……。 無いです無いです。」


……と必死で否定した。 



 すると、深田先輩と技師長が、無言で何かに取り憑かれたかのように移動し、何かの準備を始めた。


 まさか……のろいの儀式?


 私は、あれよあれよと言う間に、検査室の『不潔区域』に追いやられ、フェイスマスクと防護着を渡された。


 ……言われるがままに、装着する。


 技師長が先輩に「準備OK!」と告げると、先輩が、何処かに電話した。


 暫くすると、検査室のドアが『コン、コン、コン』……と鳴り、ゆっくりと開いた。


 そこには ……完全防護服に身をつつみ、棒のような物を手にした長谷ながたにさんが、ぼーっと立っていた……。

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