表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
臨床検査技師の『はるか』です!  作者: コンロード
第2章 病理組織診
10/59

第2話 脳波

 案の定、午前中は忙しくて、無駄口一つ叩いている暇は無かった。


 外来も時間をかなり押してしまい、食事も交代で、さっさと胃の中に流し込んだ。


 ……この仕事に就いて、お昼ご飯を素早く食べるスキルは身に付いたが、おまけに『皮下脂肪を増やす』という、余分なスキルが付いてきてしもうた。 


 既に2Kgは確実に増えた! ……反省。



 ところで、臨床検査技師の業務は、非常に多岐に渡る。


 良く『髪の毛からつま先まで』と言われるが、放射線を使う検査以外『全ての検査』と言っても過言ではない。 


 大学病院のような大きな施設は技師の数も多いので、専門的な追求が可能な所が多い。


 しかし、規模が小さい病院は、全員が総ての依頼をこなす必要があり、当然受け持つ項目が多くなる。


 中には、数年に一度くらいしか依頼のない検査があったりするので、本当に気が抜けない。


脳波(EEG)お願いします」


 外来の看護師さんが、伝票を持って来た。


 ……脳波(EEG)は、私が就職してから一度もやった事が無い。 


 先輩たちも、ここ暫くやっていないと言う。 


 技師長不在の今、取り残された3人は、各々の顔を見合わせた。



 ……誰がやる?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ