♥ セロフィートの戯れ 2
──*──*──*── 山賊の住み処
オレは扉という扉を乱暴に蹴破りながら進んで、向かって来る山賊共を容赦なく叩きのめして、捕まっているであろうセロを探し回った。
そして、とうとう────。
マオ
「 ──セロ、無事かっ!! 」
「 ドカッ 」「 バキッ 」「 メキッ 」と音を鳴らして、住み処の奥にある扉を力一杯に蹴破った。
部屋の中を見回して見ると──、居た!
セロだ!
セロはテーブルに座っていた。
んんんん??
セロは何をしてるんだ??
オレはセロの元に駆け寄った。
マオ
「 ──セロ、助けに来たよ! 」
セロフィート
「 マオ。
随分と遅かったですね 」
マオ
「 …………これでも全速力で、急いで追って来たんだけどな! 」
セロフィート
「 そうでしたか。
助けに来てくれて有り難う、マオ 」
マオ
「 セロ……、何してるんだ?
てっきりセロは牢屋にでも入れられてるのかと思ってたよ 」
セロフィート
「 マオが来てくれるまで暇でしたし、ゲームをしてます 」
マオ
「 ゲームぅ?
何のゲームをしてるんだ? 」
セロフィート
「 トランプを使ったカードゲームです。
イカサマありの脱衣ポーカーです 」
マオ
「 …………は?
脱衣ポーカー??
脱衣っ?!
脱衣って──、脱ぐヤツか? 」
セロフィート
「 はい♪
ただ金銭を賭けるだけのポーカーは詰まらないでしょう。
脱衣にしたら盛り上がりますし、楽しいと思って 」
マオ
「 …………なんで、そんなヤバいポーカーなんか…。
セロは何か脱いだのか? 」
セロフィート
「 はぁ?
いやですね、マオ。
ワタシが負けると思います? 」
マオ
「 だって……イカサマありなんだろ? 」
セロフィート
「 マオ…。
例え相手がどんなイカサマをしてもワタシには勝てません。
現にワタシは連勝してますし 」
マオ
「 そうなのか? 」
セロフィート
「 はい♪
山賊の皆さんには、可能な限り、ありとあらゆるイカサマを駆使して、ワタシとポーカーをしてもらってます。
負けた側が着衣を脱ぐルールです。
ワタシを負かす事が出来たら、ワタシが着衣を脱ぎますし、 “ ワタシを好きにして良い ” という条件も付けました 」
マオ
「 な゛んっ……、セロ!!
何で勝手にそんなルールにしたんだよ!!
セロはオレだけのセロだろが!! 」
セロフィート
「 ワタシが勝負に負ける事はないですし、良いでしょう? 」
マオ
「 良いわけないだろっ!!
今直ぐ、イカサマありの脱衣ポーカーなんて言うふざけたゲームを止めろ!! 」
セロフィート
「 決着は付いてます。
最後の挑戦者もワタシに負けましたし 」
セロがそう言うから、オレは山賊に目を向けた。
イカサマをしても絶対に勝てない脱衣ポーカーをした山賊達は、不衛生で汚くて何故か黒ずんでいる●●●●を丸出しにした丸裸の姿で、セロに怯えているのか全身をガタガタ,ブルブルと震わせている。
寒いのか??
マオ
「 セロ……容赦無いな… 」
セロフィート
「 そうです? 」
マオ
「 自覚無いのかよ?
この後、どうするんだ? 」
セロフィート
「 山賊は全員〈 合成獣 〉の餌にします。
山賊の集めた宝は丸々いただきます 」
マオ
「 あっ、やっぱり?
今回は実験台にしないんだな 」
セロフィート
「 当分は〈 合成獣 〉の餌の補充を優先したいですし 」
マオ
「 そっか…。
オレがのした山賊もか? 」
セロフィート
「 当然です。
宝は回収しました。
山賊を転移させたら≪ コサッグ村 ≫へ戻りましょう 」
マオ
「 そだな。
此処はどうするんだ?
残しとくのか? 」
セロフィート
「 〈 テフ
山
マオ
「 大
良
早
セロフィート
「 はいはい。
デートしましょう♪ 」
マオ
「 かっ…観
セロフィート
「 はいはい♪ 」
セロはオレを見




