自由への戦い
言論の自由、実は我々日本国民は自由を謳歌している期間が長かった為、「自由とは勝ち取るもの」という意識が希薄です。
例えば、江戸時代に幕府の批判を行うと如何なったかと言えば、別に何もありませんでした。
むしろ幕府は目安箱を設置して庶民の批判や意見を聞く姿勢を持っていましたので、庶民の言論の自由はそれなりに保障されています。
欧米では、国王批判や教会の批判を行えば投獄され、拷問された為、庶民の言論の自由は厳しく制限されていたと言えます。
清国でも同じように言論統制されていました。
我が国で言論統制されていたのは戦時下の一時期で、それ以外は自由が保障されています。但し、近年までは特定の事物についての言及が忌避されるなどの、言論の自由を脅かす状況があったのは事実です。
欧米諸国では現在も言論統制が実施されています。
ナチスについて肯定的な意見を述べたり、ホロコーストについて疑問を口にすると厳しい処罰が待っています。これと同じ言論統制を我々日本国民に実施しようとする勢力がありますが、それらへの反発や批判が「差別」と扱われてしまうのは言論統制の入り口と理解せねばなりません。
また共産国家で言論統制されているのは周知の事実で、香港は自由を死守しようと戦っています。
その香港に言論統制など自由を束縛する法令を押し付けている共産党は、このほどアメリカの大手SNSに役員を送り込みました。
金盾と呼ばれる検閲システムをそのSNSに転用して、まずは共産党批判を封じ込めようとしています。名目上は「武漢肺炎に対する虚偽情報の取り締まり」と述べていますが、実質的には共産党批判の封じ込めです。
この状況を憂慮したトランプ大統領の動きを国内メディアは批判的に報じていますが、この武漢肺炎で経営危機に陥った企業や個人に多くの裏金が流れていることは黙殺されています。
言論の自由を始めとする我々の人権は、常に保持できるように不断の努力が必要です。
民主主義社会は、主権者である我々国民の良識の上に立脚しているのですから。




