バブル経済
バブル経済とは、投機筋が過熱して実態経済を伴わない経済成長を言います。
我が国では昭和61年から平成3年にかけて起きた、空前の好景気を指します。
この時期は企業も増収増益が続き個人収入が増えて売り手市場になり、人件費が高騰、単純肉体労働への就業者が減少するなどして外国人労働者の受け入れが検討されることになります。
3K労働(キツイ、危険、汚いの三拍子揃った労働環境)は忌避され、3高(高身長、高学歴、高収入)揃った男性が持て囃されました。
今でも3高の幻想を捨て切れない女性は、非婚化に貢献しています。
まさに3高こそバブル経済の申し子と言って過言ではありません。
そして女性たちは、ワンレン、ボディコンという出で立ちでディスコに通い、羽扇と腰を振って踊っていました。
マハラジャやジュリアナと言えば、ご年配の方はよく知っておられると思います。
ワンレンとはワンレングス・カットという髪型で、前から後ろまでを同じ長さに切り揃えた髪型です。ほとんどの女性が背中まである長髪でしたが、肩辺りのショートワンレンもあったようです。更に、トサカ前髪という髪型も流行しました。
ボディコンは、ボディコンシャスの略語で、「体型を意識している」という意味です。服装としてはニットなどの密着素材で体の線が出るような服です。多くはミニワンピースでした。
もう一度、書きましょう。ディスコ通いの女性は、ワンレン、ボディコン、ハイヒール、トサカ前髪に爪長で羽扇(ジュリ扇)を持って、夜の街中を移動しました。
六本木カローラで送迎するアッシー、高級レストランで食事を共にするメッシー、ブランド小物を購入するミツグなどの存在が女性たちの価値観を破壊します。
こうした時代を経て現在があります。バブル期の直後に成人した女性たち(アラフォー)がバブル期女性の話を真に受けた結果が、晩婚化と少子化の原因としたら皮肉なものです。
マハラジャの命名者はデヴィ夫人




