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第九十六話 森女


「ぐはっ、馬鹿なこの私が負けるだと」


男は血を口から吐きながら、お腹に風穴を開けられながらもすごい生命力で立ち続けていたので話ができるかもしれないと思い俺は話しかけてみた。


男は膝立ちの状態になると、天井まであった水は全てなくなった。


「あのあなたは誰ですか」


「ふん、今から死ぬ相手に名前を聞いてどうする。はやく俺を殺せ」


 この男と話をしたがったが、まったく聞く耳は持っていないので話すことも何できないのでその男の言う通りに俺は男の顔を殴って倒押そうとしたが、俺が倒すのが遅かったのかその男は自爆してその場から消え去っていた。


 この男が最後まで何者で、何が目的でここにいるのか謎のままさっぱりわからずに終わってしまったが、戦いの最中によくしゃべる奴だということが分かっただけだったな。


「コツ」


 天井から壁の破片が落ちてきた。


 部屋が崩れるのではないかと思いながら、この部屋を見回してみると俺と男との戦闘でかなりボロボロになっていた壁だったが、崩れそうではなかったので俺は安心した。


 この部屋に何かないかしばらく探っていると、いきなりこの部屋に入ってきた青色の扉が消えて丁度反対側に緑色の扉が出現した。


 俺はその緑の扉に行くことしか出来なくなったので俺は緑の扉の中に入っていくことにした。


 緑色の扉の先には先ほどと同じ空間の造りに真ん中にはまた椅子に座っている奴がいた。今度はショートヘアーの緑色の髪をしている女の人だ。


「アヒャハハハ、あいつを倒したか、面白いぞお前。私が本気で戦うに値する相手だな」


 その女の人は椅子から立ち上がり、椅子の後ろに置いてあった武器を取り出して、俺と向かい合い女は戦闘態勢に入った。


 また、どうせこの調子のノリだとさっき戦った男と同じく名前はとかいろいろ聞けそうにないから、話しかけなくていいか。


 女が今右手に持っている武器はハルバードタイプの長い斧だな。しかも、方手斧を腰の後ろに2本隠し持っているみたいだな。合計3本の斧か。面白そうな戦いになりそうだな。


 俺は女の戦い方を見たいため、女の攻撃を受けることにした。女は俺をハルバードの間合いに入れる手前で右手で片手で持っていたハルバードを両手で持ち変え、さらにその場で回転した。その遠心力を利用して威力を高めたハルバードを振り下ろしてきた。俺はそのハルバードを右に躱すとすぐに女はハルバードの先端についている穂先で突いてきたので、俺は後ろに後退して躱した。


「やはり、あいつを倒しただけはある。この程度ではダメか」


 俺の強さを確認した女は青色の髪の男と同じく変身した。女は手の爪が少し伸びて両手両足は緑色に変わり、お尻から長い緑色の尻尾が生え、目が丸い目から縦長の目に変り最後に髪の毛が伸びて緑色がさらに濃くなり深緑色に変身した。


 変身が終了した女は斧を地面に向けて思いっきり振り下ろした。地面が斧の刃先に触れた瞬間周りから木が生え初め、上から葉っぱが降ってきた。


 また、よくわからない技を使って来たな。気で木を生み出しているのか。どうやっているのかわからないが、気にはまだまだ俺が知らないことが多いいようだな。


 殺風景だった部屋は全ての壁から生えた木でちょっとした森になった。上を見上げてみると、天井も森になっていた。


 天井も森になっているのか。これがあの女の有利な地形なのか。まずは女の姿を見失ったが、どうせ向こうは俺の位置を把握しているからから攻撃してくるだろうし、おとなしく相手の出方を待ってみるか。


 俺はその場で立ち止まりどこから女が攻撃してくるのか警戒していると上から女が両手に腰あたりにあった片手斧を持って二刀流になって斧を二つ同時に振り下ろして襲い掛かってきた。


 俺は斧の連続攻撃を躱すと、女はすぐに後退して木々を盾にしながら消えていった。


 なるほど今度はハルバートのような威力を捨てた代わりに周りに生えている木をうまく使かったヒットアンドアウェイ戦法か。この戦法だと長い斧は振りにくいから、片手斧に持ち替えたのか。


 次々といろんな方向から襲ってくるが同じ攻撃しかしてこなくなってきたので、俺は女が両手の斧を振りかぶって俺に切りかかろうとした瞬間俺は女のお腹を殴って気に叩きつけた。


「ぐっ」


 女は木々と葉っぱを操作したのか。根は突き刺すように葉っぱは切り裂くように襲いかかてきた。俺は全方向からくる攻撃を躱すが、難しくなってきたので俺は上に跳んで逃げた。


 何!?


 俺は飛んで上に逃げたが天井に重力があるのか、上に飛んで逃げたが天井に引きずられた。俺はそのまますぐに体を半回転させて天井に着地すると、また木の根と葉っぱが襲いかかてきた。


 この感じだと周りの壁にも重力があるということか。厄介だな。これだとあの女も見つけられず。攻撃ができない。悔しいが技を使うしかない。


 さらに木が生えてくる場所がいろんなところになる。増えて葉っぱも途方もない数襲い掛かってきた。俺は仕方なく爆裂拳を使って、俺はこの部屋にあるすべてのものを爆発に巻き込んで、女以外を消し去った。


 俺の爆裂拳に巻き込まれた女は地面に倒れていたが、すぐに立ち上がった。


 ふっー、危なかったがこれでよく見えるようになった。


「くっ、やるじゃないか」


 女はボロボロになりながらも立ちあがった。瞬間両手に持っていた片手斧をこちらに投げ飛ばしてきた俺はそれを躱すとすぐに女は俺に近づいて斧を振り下ろしてきたがそれも俺は躱した。


 もう、技はないみたいだな。倒してしまおうか。


 俺は女のハルバードの柄を掴み女の動きを止まらせると俺はすぐに顔にパンチを入れ、お腹、顔を交互に殴っていくと、女は体力がなくなったのかその場に倒れた。


「ふふ、ふふふふふぅ」

 

 女は笑いながら、自分の上に大きな木を作り出してそのまま自分に落として自分に止めを刺した。


 また、こいつも、青色の髪の男と同じで自分で最後に止めを自分に刺したな。うーん、プライドが高いからかわからないがなんで自分で止めを刺すのだろうか。そう教わっているからなのかな。


 俺はしばらく考えながら立っているとやはり新しい門が現れた。今度の門は左側が赤で右側が茶色の2色が使われていた。


 なにもわからないことだらけだが、とりあえず先に進むか。


 俺はその門を開けて中に入ると中の中央にはやはり同じく椅子に誰かが座っていた。今回は中央の椅子が二つあり、椅子には男と女の二人が座っていた。


 右の椅子に座っている男のほうは茶色い髪の毛の長髪で平均的な男の大きさをしている。左に座っている女は赤色の髪の毛でこちらも長髪で右の男と同じ身長をしている。


「ここまでよく来たな」


「だがあの二人はまだまだ未熟者、我らの中でも弱いほうだ」


 男と女の二人は男のほうから先に交互に俺に顔を向けて息ぴったりで話してきた。


「「さて君は私たちを倒すことができるかな」」


 二人は同時に俺に向かって戦う気満々で言ってきた。


 なんか今回の人たちもおかしいのは、おかしいのだけど前の二人より少しおかしくない人たちみたいだな。名前とかいいろいろ聞けるのではないか。今回は聞いてみるか。


「あの名前聞いてもいいですか?」


「ああ別に構わない私はラティーノだ」


「私はブリギダだ」


 するとの二人は名前を答えてくれた。茶髪男はラティーノと名乗り赤髪の女はブリギダと言った。名前を答えてくれたか。いろいろ話してくれそうだし、ついでにこのダンジョンみたいな場所のことも聞いてみるか。


「ここって何なの?」


「それは私たちを倒し、次で待っている奴に聞くといい」


 ラティーノとブリギダの二人を倒せばここのダンジョンのことについて聞くことができるのか。この言葉から思うにたぶん次の敵がここのラスボス的存在だな。奴らではなく奴ということは一人を指しているか最後のボスは一人なのか。このこととかいろいろボスに聞いてみるか。


 それでも前の二人くらいの名前をなら答えてくれるかもしれないので俺は二人に聞いてみることにした。


「僕が倒したあの二人はなんていう前なの?」


「最初にいたのはルッホで次にお前が相手にしたのはシモーナだ」


 青色の髪の毛の男がルッホで、緑の髪の女がシモーナなのか。一応名前のついている敵を正面から倒したのは初めてただし、いい技も見させてもらえたから覚えておかないとな。


 一応失礼だし俺も名前を名乗っておかないとな。


「僕の名前は…」


「そんなのどうでもいいから、おしゃべりはやめて戦うぞ」


 俺が自分の名前を話そうとしたときブリギダが飽きてきたのか、強引に話を終わらせた。


 別に名前は聞かなくてもいいのかな。俺は二人を見てみるとそんな話はどうでもいい感じになっていた。

ブリギダ立ち上がり椅子の後ろにはいかずに手についていた手甲をいじるとそこから、鈎爪が出てきた。


 今までだと椅子の後ろに武器が置いてあることが多かったからな珍しく椅子の後ろに回らないと思ったら、もうすでに武器を持っていたか、


「それもそうだな」


 ラティーノもブリギダに同意して椅子の後ろに回り、大きなハンマーを両手に持って現れた。

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