第九十四話 ケツァルコアトルス
仕方ない。悔しいけど技を使うしかないか。拳だけでは3匹を同時に倒すことは今の俺の力ではできないからな。
俺はケツァルコアトルス3匹に俺を取り囲ませて咆哮を放とうと、3匹が同時に口を開けて動きが止まる一瞬の瞬間に拡気を発動した。拡気が命中するとケツァルコアトルス3匹は同時に地上へ落下していった。
ケツァルコアトルスは攻撃を受けずに躱す前提で戦っているため、防御力がない。攻撃さえ当ててしまえば防御は紙以下なのですぐに倒せる。どうせなら気の技を使わないで倒したかったけど、仕方ないか。
俺はそのあとケツァルコアトルスのばれないように森の中に入った。その中でちょうどいい形の木の根っこがあったのでそこで寝そべって休憩することにした。
はぁー、疲かれたな。これだからケツァルコアトルスはしんどいんだよ。
まず跳気が今でもだいぶ気の消費を訓練で抑え長く戦うことができるようになっていても、いまだに燃費は悪い。気を補給する速さがかなり上がったおかげで、空を飛びながら空中戦が戦えるようになっただけで、空中戦は得意じゃないから結構疲れる。
やはり陸、海、空の生物達と戦ってみたが、総合的に見て陸が一番強いかな。その陸の中でも大型草食恐竜が圧倒的に一番強いかな。いろんな恐竜たちの戦いを観察していると、空を支配しているケツァルコアトルスには大型草食恐竜の気弾を当てて一撃で落とす。大型肉食恐竜たちの本気の攻撃でも、少ししかダメージを食わない。そのおかげで、この島から大型肉食恐竜たちは駆逐されて、他の島で生活をしているからな。
しかし、ここはどこなのだろうか。あのケツァルコアトルス3匹の必殺技を避けるためにやった高速の移動で現在地がどこかわからなくなってしまった。もう一回跳んで空から見てもいいんだけど、またどうせケツァルコアトルスに見つかって空中戦になるかもしれないからな。空中戦は今は避けたいから、とりあえず適当にまっすぐ進んでみるか。
俺は森の中を進んでいくと壁と天井、地面が全て石でできた通路が続いているダンジョンみたいな入り口があった。
ここはなんだ。ダンジョンか?
なんでこんな地下世界にダジョンがあるのか知らないが、それを言ったら地下世界があるのもおかしいのだけど、ダンジョンがあるのか。どんな生物が出てくるのか想像もつかないな。もしかしたら恐竜が出てくるのかな。俺は気になったので中に入っていくことにした。
それからしばらく歩いていくと、4つの分かれ道になっていて今来た場所全て均一に配置されている場所に出た。均一で同じ壁で見分けがつきにくいため真ん中に立ってぐるぐる回ったらもう方向が分からなくなってしまいそうだ。
俺は印をつけて1本の道を選んで先に向かっていくと、だんだん明るくなって来た、俺はそのまま奥へ進むと森に出るた。奥にスーパーサウルスが見えた。
1本目は外につながっているようだな。
そのあとも2本目、3本目とすべての穴を見ていったが全て外につながっていた。5本とも外につながっていた。ダンジョンができる途中の段階なのかな。しかし、石をきれいに積まれてできる壁は自然にできるものではないからな。
でも5本の入り口がついている中央はかなり怪しいな。一応少し探ってみるか。
俺は5つの分かれ道がつながっている中央に戻った。仕掛けとか探すため地面や壁を手で探りながら、何かないか探っていくが何も反応がしなかった。俺は今度は壁や地面を叩いてみて空洞がないか調べてみた。全て調べてみると地面の下が空洞になっていた。もう一度空洞になっている地面を探してみたが何もないかった。仕方ない地面を壊して下を確認するか。
俺は右手に少し気を纏って地面を殴ってみると、地面は簡単に壊れた。暗いな。下を覗いてみると1kmくらい下に1本の通路になっているのが見えた。
行ってみるか。
俺は下に降りた。周りを見てみるとここも白い石の壁が均一に積み上げられた床と壁になっている。その一本の道を道なりに歩いていった。
「カチッ」
少し歩くと何かを踏んでしまった。途端に前方から気を纏った無数の矢がこちらに向かって高速で飛んできた。
やばっ。
俺は飛んでくる矢を俺に当たりそうなものだけを全て素手で掴んで、攻撃を防いだ。
まさか、罠があったとはしかもこの矢は気を纏っていたな。この程度の気ならば問題ないが、この後も罠が続いてさらに強力な気を纏った罠だった場合どうしようもない場合があるからな。ここからは念のため気を少し気を纏っていこうか。
俺は全身に少し気を纏いさらに奥に進んでいった。それから、10秒後またしても床のスイッチを踏んでしまい罠を発動させてしまった。今度はさっきと違い上に音がした。見てみると天井に小さい穴が開き、そこから矢が発射されてきた。俺はそれを後ろに躱して避けた。
同じことを繰り返してしまうとは情けないな。気をつけて進んでいかなとな。俺は地面の罠の仕掛けスイッチを警戒していくが、さっきの二つともいまだに地面との見分けがつかなかないからな。このまま警戒していても、この調子だとまた罠に引っかかってしまう。極力壁は触れないで行こうか。
俺は罠の対処法がわからず進んでいくと地面を見ながら警戒していたが、また地面の罠のスイッチの上に乗ってしまった。
またか。ほんとに見分けがつかないな。今度は何が来るのだろう。
今度は前から無数の槍がこちらに高速で飛んできた。今回は矢のときに比べて威力が高そうだった。俺は前方から無数の矢が来た時と同じ対処で俺に当たる全ての槍を素手で掴んで受け止めた。
床を見ても今の俺では罠のスイッチを見分けられないので、罠に引っかかってしまうな。仕方ない面倒だし罠は無視していくか。
俺は罠が来ても即死しない程度に全身を気で纏とった。俺はそのまま堂々と歩いて罠のたくさんある道を歩いていくと、またもや罠のスイッチを踏んでしまい。槍が先ほどと同じく飛んできたが、俺は飛んでくる槍を無視してそのまま歩いた。気を纏った槍を気のガードだけで全てを弾き防いだ。
よし、もう罠ことは気にしないで進もうか。
俺は罠を見抜くことを諦めて先に進むことにした。そしてすぐに、罠を発動させて全方位から槍が飛んできたが、気で全ての槍を防いだ。
もういっそのこと全部の罠を発動させていくか。俺は罠のありそうなところを走っていくと、次々に罠が発動していった。
最初は上の天井がなくなり大きな岩がいきなり落ちきて、俺を潰そうとしてきた岩に当たったが、そのまま岩を無視して走り岩を破壊した。その先にまたあった罠を発動した。今度は落とし穴だったが、走っている勢いで、落とし穴に入らずそのまま穴を通り越すと、次は針のついた釣り天井が降って俺に当たったがその釣り天井は俺に耐え切れず針は砕けちり天井は壊れた。次は前から大きな丸い岩が転がってきたがそのまま突っ込んで、その岩を破壊した。
今度は前から水が大量に流れてきたが俺はそのまま水を無視して突き進む。走る勢いが少し遅くなっていくとさらに水の中が濁り始めた。石や岩などの混じった土石流が流れてきたが、その石や岩をものともせずに体に触れる前に纏っている気で破壊しながらさらに奥に突き進んで行きしばらくが経った。罠を発動させつつ進んでいった先には入口と同じく白い石でできた下へと続く階段があった。
下の階層があるのか。やはりここはダンジョンなのかな。とりあえず行ってみるか。
俺はそのまま階段を降りて行った。




