第九十二話 巨大
俺はお目当ての生物に会うために水中を泳いで進んでいくと遠くのほうで巨大な黒い影が動いているのが見えてきた。
まだその影は俺に気づいていないようだ。目はよくないようなのかな。こいつは全長15mのリオプレウロドンというワニみたいな首長竜だ。
このリオプレウロドンは縄張り意識が強いのか。同じリオプレウロドンとでも倒れるまで戦い続けるみたいで、かなり好戦的である程度の小魚より大きい生き物を見つけたらすぐに襲い掛かってきて、縄張りに来たことを後悔させようと殺しに来る。
さっき戦ったエクスカリボサウルスよりも強く、俺が見た限り8回中リオプレウロドンは6回勝って勝ち越している。
二匹の戦いは最初はいい感じになるのだが、大体エクスカリボサウルスと戦っているうちに必殺の一撃の尖った口の攻撃がいつまでも入れることができずに全てが躱されて、体力と力業で強引に押し切られて負けている。エクスカリボサウルスも口が当たれば一撃倒すことができるが、エクスカリボサウルスがリオプレウロドンに勝つのは珍しく海の中でも強いほうだと俺は思っている。
俺はリオプレウロドン俺はそんなことを考えながらリオプレウロドンを見ていると俺に気づいたのか、こちらに全速力で泳いできている。
俺の存在に気づいたようだ。たぶん縄張りに入ってきた侵入者を殺そうとこちらに向かってきているのだろう。こちらとしては向かってきてくれるほうが戦いやすく、俺から攻撃をして相手の力を引き出す手間が省けて、ありがたいんだけどね。
俺はリオプレウロドンがまず口を開けて食べに来ないで、途中で加速して口を閉じて体当たりしてきたので俺は左手で口を握りつぶして受け止める。リオプレウロドンは前にも後ろにも最大の武器である口も使うことができず。俺の左手から動けず大きな体をじたばたして暴れている。
やっぱりリオプレウロドン口を開けて攻撃してこないと、ただの小魚だな。
リオプレウロドンの使う気は速気という動きを早くする単純な気で動きを早くする気だ。海の中では大きい生物はどうしても動きが鈍くなる傾向があり海中でより速く動いたほうが強いとだいたい海の大きい生物たちは思っている。リオプレウロドンたちもそう思ってこの気を使っているのだろう。地上の恐竜たちと違い、海の生物達は単純な気を使う生物が多いいからな。
俺は面白くないので左手で受け止めているリオプレウロドンに攻撃をしてもらうため解放すると、俺の周りを回り始めた。
リオプレウロドンはどんどん速気を使って加速していっている。たぶん高速で移動しながらちまちまと攻撃してくるんだろうけど、俺にとってはのんびり泳いでいるようにしか思えないんだよね。
すると、俺の周りを泳いでいるリオプレウロドンが回りながら咆哮を放ってきた。そういうことか。リオプレウロドンは俺の左手の力で自分との力量さを感じ取り、本気を出さないと倒されると思ったのだろう。海流を作って俺をここに閉じ込めて、本気の咆哮の一撃で止めを刺そうとしているのか。
本気の一撃も見せたことだしもう終わらせるか。
俺は咆哮に向かって正拳突きを繰り出した。俺の周りの海水は一瞬なくなり、俺の正拳突きはリオプレウロドンの咆哮ごと拳圧で消し去った。
お目当ての敵に会えたし海の中は今度来るとして、そろそろ陸にでも上がろうかな。
俺は水を蹴って海上に飛び出した。俺は海の上で走って、4000kmくらい先にある巨大な大陸に走って移動した。
この大きな大陸には常に肉食恐竜がいない。いたとしてもたまに島の海岸あたりに餌を求めて、他の島から海の上を走ってきて、見つからないように恐る恐る慎重に様子を伺って狩りをしてから、そのあと肉食恐竜は自分のいた島にコソコソと帰って行ってしまうからな。この大陸は肉食恐竜がいないので草食恐竜たちの楽園で、島の中心まで森や草が生えている草原などになっており襲われる心配はほとんどないが機嫌を損ねたり、こちらから攻撃をしたりすると襲い掛かってくるけど基本何もしない限り襲われない。他の島より少しは油断しても襲われにくく安全な場所だ。
まぁ、空とか木の頂点に上ると空を支配している翼竜に攻撃されるから上から顔を出せず探せないのが面倒くさいところだけど、俺のお目当ての恐竜はだいたい体がかなり大きいのですぐに見つけることができるから問題ないと思うけどね。
この大陸は他の島のジャングルみたいな森と違い蒸し暑くなく適度な20度くらいで湿気もなく快適な気候になっていてとても気持ちいから、最近ここら辺を拠点にして穴ではなく本格的な家を建てようと考えているが、今は作る気はない。
しばらく奥にある草原を目指して進んで行き途中様々な恐竜が出てきたが、無視して草原近くまでたどり着いた。俺は、こから木の枝に登り、恐竜を探すとノシノシとゆっくり歩いている恐竜を見つけることができたので俺は能力を見て参考するためにその恐竜に近づいて行った。
こいつはスーパーサウルスという恐竜で、全長は30mくらいかな。この地下世界でもかなり大きい部類になる恐竜だな。お目当ての恐竜じゃないが1匹だし、前哨戦ということでついでに戦っていくか。生身で戦ってみるかな。俺は気を引き締めた。
生身の状態では本気で相手をしないといけない相手だからな。
大型の草食恐竜は常に周りに気によって、半径200m位に今の100倍の重力を発生させていて近づくと動きが遅くなるようになっているが、俺はそのままスーパーサウルスの重力化に入った。俺の体が重くなった。
まぁ、最近は大型肉食恐竜より、大型の草食恐竜と戦うことが多いいから、この重力にはもう慣れているから特に問題はない。
俺はまずスーパーサウルスを怒らせるために俺は爪を立ててスーパーサウルスの皮膚を少し切り裂さくが何も反応してくれなかった。
この程度の傷では怒らないか。
俺はさらに爪で傷ついた切り傷に向かって手刀を繰り出して、さらに傷口を広げると大きな声を出して怒こった瞬間スーパーサウルスは気を纏った。
ようやく本気を出してくれるかな。
大型の草食恐竜スーパーサウルスが気の乗った尻尾で攻撃してきたので俺は信じられない速さで迫ってくる尻尾を躱す。
この尻尾攻撃がやばい。
この攻撃はあたりどころが悪いと、骨が一瞬で持っていかれてしまうほどの威力を持っている。さらにスーパーサウルスは空中に気弾を作ってこちらに飛ばしてきたが、この技には威力はないので俺は躱わさずに体で直接攻撃を受けた。
この気弾は大型肉食恐竜たちにはこの威力なら効果があるから使っているのだろうな。
俺はさらにもう一度来た尻尾の攻撃を躱した。俺はスーパーサウルスの背中に飛んで着地する前に空中で一回転して踵落としを繰り出した。スーパーサウルは俺の踵落としが当たると、一瞬怯みながらもものすごい速さで後ろの後退していき口を大きく開けて咆哮を繰り出す体制になっていた。
まずいな。生身の状態でスーパーサウルスの咆哮を食らったら死んでしまうからな。それにスーパーサウルスは自分の一番得意な気を纏い始めている。ついに本気を出してきたか。
スーパーサウルスの得意な気は消失の気という気でこの気は触れただけで対象を消してしまう気だ。
崩壊の気と同じように触れてはいけない気なので触れずに拳圧で倒していこうか。
そして、咆哮は2秒間発射し続けた。その発射中俺には何の効果もない気弾を飛ばしてきた。他は隙だらけなので咆哮を出したと同時にスーパーサウルスの頭に一瞬で近づいて、本気のパンチの拳圧を決めるとスーパーサウルスはその場に倒れていった。




