第九話 白黒壁
生まれてから11か月。
魔法の本により地下室の魔法の訓練が進展し始めた。
訓練は武術や武器術までいろんなことを分身たちにさせている。新たに300人分身を増やした。
合計500人オートで地下室の部屋は3k㎡増やし5k㎡に広げた。
集団戦闘の練習もしたいためさらに200m下くらいに15k㎡部屋を作り1000人くらいをオートで配置した。
この部屋は俺の光魔法で明り風魔法と土魔法で空気の循環をできるようになり、空気がよくなり雰囲気も良くなった。
前までは、俺自身が属性を体内に循環させ光っている俺を配置して明り代わりにしたりして残念な光景だったが光魔法のライトを天井に、等間隔に配置しなんかいい感じにした。この空間は前は空気の循環が一切できてなかったけど今回は土魔法のソイルホールと風属性のウインドで小さい穴をあけ、風を取りやすくして空気の循環を前より良くした。
空気がなくても分身なら本体が空気を吸っているのを感覚共有で、それも共有できるので空気がなくても活動できるので問題はないけどね。用は雰囲気だ。
訓練とかではいろんなスキルのレベル属性のランクをいい感じで上げることができたな。しかも、武術で呼吸法を練習の瞑想をしていたら気力を感じ取れて気力を操作できるようになったみたいで、よくわかんなかったけど、それも魔法と同じ要領で気力量を増やしていったが魔法あれば十分じゃないと思ったけど、せっかくだし鍛えていた。
そろそろ自然同透化を使って旅にでていきたいな。気分的に海に行ってみたいな。こないだ図書室で見た本に書いてあった地図で東と南のほうに海があるみたいだから。このまま地面を透過しながら進んでみるかな。
魔力と量はかなりあると思うから心配ないし水中呼吸も魔法でできるようになったし、デビュー戦は、水中生物と戦ってみたいからね。水中なら幼児の体系の俺を見る人はいないし一人なら余計な心配をしなくても大丈夫だろう。
東と西にそれぞれ50体ずつ俺の分身を送り込むか、早速俺は新しく分身を召喚して第一目標の海に行かせた。音魔法の移動法を時々使わせながら3日後くらいには着くように設定した。三日後が楽しみだ。
それから、俺がもう一階層大きい部屋を作ろうとして地面を自然同透化していってみたら途中で通れない壁にぶつかった
「イタッ」
何だ。これは、通れないということはこの物体これは生き物だということになる。
不思議な壁だな。灰色な色をしていて土には見えないが生きているのだろう。手を当てたり蹴ってみたりしたが、何も起こらなかったちょっと削ってみたら削った部分がすぐに再生した。
うーん、ほんとになんなんだろう。この壁は。
今度は俺の一番攻撃力の高い技魔力と気力を纏わせた殴りで、全力で自棄気味に連続で何百発も殴ってみた。ひびが入り再生する前に、次の攻撃を行っていき徐々に穴が開き始めた。
そして、穴が崩壊してそこには地中とは思えない地上の空間が広がっていた俺はそれと同時に俺はその中を落ちていった。
そこには、海と陸があった。そこに俺は重力に引かれて加速しながら落ちていく俺は風魔法のウインドウォールを俺の下に発動させながら勢いを殺し、陸に着くようにウインドで調整しながら陸地にたどり着いた。
こんなことになるなら、空を飛ぶことのできる魔法でも使えるようになっていればよかったな。
しかし、ここはどこなんだろう。
俺は固有の目を使った。これは目のいろいろな能力を使うことのできる能力で今は視力をよくしている。陸地は土だけで何もなく生き物の存在は確認できない。水中を見ると生き物がいるようだ。
しばらくこの空間の調査してみるか、何かあるかもしれないしね。
しばらく陸地を調査するが特に何もなかった。しょうがない、水中に入るか。足元付近に買いがいたので鑑定眼を使用してみるが不明と出てしまう。鑑定のスキルとかは普通は見るか、見られないかしかなかったはず。
あっ、思い出した。この反応は未発見の生物かな、新種の生物に見られる反応と何かのおとぎ話の本に書いてあったな。発見者が名前をつけられるとか、何とか聞いたことがある。
不明ということはまさか未知の生物か? ワクワクしてきたな。
創造で作った。水中呼吸を使い海に入ってみると2m位ある海藻や口に二本の牙があり、体周りに翅のついている虫みたいな生き物や、2mくらいあるサソリみたいなのが大きくて目立っていた。他の生き物たちはなかなか1mを終えてくる生物はい少ないようだ。
こちらに2mくらいのサソリみたいなのが近づいてくるな。どうやら俺を食おうとしているみたいだ。戦うしかないな。
「先手必勝、エレキテルボール」
俺は電属性の電気の球を飛ばした。それにサソリが当たると黒焦げになった。
「くは」
俺は背後から攻撃を食らった何だと思い。後ろを振り返ると日本の牙のあるやつがいた。俺の鍛えた体には大したダメージはないようだな。
すぐさま、エレキテルボール放ち黒焦げにした。
そのまましばらく歩くと、何かを踏んだりして噛みついて来た。俺はそれを躱わして踏みつけてつぶした。今度は生き物の近くを通って生き物が変な粘液を出してきが躱して踏みつぶした。今度は海底の地面の中に隠れていた貝の上を通ってしまい体が半分食われかけてしまうが殴り、蹴り飛ばして貝を粉砕して逃れて魚が突撃してきたがエレキテルボールを使って黒焦げに対処したりした。
だんだん隠れている生き物たちがわかるようになってきて、すべて向こうから攻撃してくるもの以外からは基本的にこちらから何もしなければ、あちらも何もしない感じになってきていろいろなところを見て回った
わかったことは周りが光る壁と鏡の壁で囲まれていてこの空間が地上とそんなに変わらなくちゃんと酸素もあり、水はしょっぱくちゃんとした海水で、地底にある地上であるといった変な感じが答えになった。
これはダンジョンなのかと俺は推測してみたが、この世界のダンジョンを行ったことがないが自然に発生するダンジョン、自然の穴にできたダンジョン、神が作ったとされている遺跡のダンジョン、人工的に掘った穴がダンジョンになってしまうダンジョンなど様々なものがあり、本で見た限りダンジョン内は薄暗いところで罠やモンスターがあって複雑な魔色みたいになったり、ボス部屋などいろいろあって危険と記憶しているが中には例外もあり、明るいところや変わったダンジョンがあると読んだ。
この空間はとても明るく広く罠など一切ない。モンスターは動きが鈍くあんまり攻撃してこないし、よくわからない。
すべて回ってみたがこれからどうするかな変わった生き物がいるくらいで特に何もなかった。ダンジョンで見られる宝箱も見当たらない。
この空間でやることはほとんどなくなったな、あとは地質調査と生き物の研究位だろう。俺は自分の分身を何体か召喚してここの調査にあたらせた。
さらに地面を下に行ってみるか何かあるかもしれない。俺は自然同透化を使い分身たちを何人か残し、さらに地面を下に行ってみた。
また、灰色の壁があった。今回も俺の気力と、魔力を合わせた全力のパンチを何回も食らわせて穴を無理やり開けた。
また似たような空間が広がっている。
穴が閉じてしまう前に俺は降りた。