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第三十八話 護衛隊

  案の定気を配りすぎた護衛役の騎士たちは疲れてきたので、俺は疲れたといってみんなを開けた場所で休憩させている。


 ダンジョンの中に入ってしばらくはいると、だいたい天井の高さ5~8mくらいで入り口付近の通路みたいな狭い道からは想像できないほど広い空間になっている。


 ダンジョンは次の階層に行く場所と入り口は狭いことが多いいらしいからな。


「あの」


「なんですか」


「もうちょっと気を抜いたほうがいいと思うんですけど」


「へっ」


 思わぬ2歳児からの言葉で気の抜けたマビリアから返事が返ってきた。いい反応だな。


「私たちですか」


「うん、1階層だからそんなに気を配らなくてもいいんじゃ」


「いえ、いつ何が起こるかわかりませんからね。気を抜いてはいけませんよ」


「騎士学校での訓練を思い出しなさい」


 コロンナとオッドーネが元気よく言った。


 騎士学校か確かエリザ姉が将来騎士になるとか言っていたから入ることになるだろうな。俺は冒険者になりたいから騎士学校は関係ないだろうな。

 

 いい心構えだが俺が気配探知をしたところほんとにそこまでするほど強い敵は、この階層には皆無なのだが。1週間持たないぞ精神的に。


 騎士学校かどんなことを訓練で教えているのだろう。ずっと気を配れなんて教えているのか。


「そうですね」


「先ほどの不甲斐ない印象を挽回しなくてはいけないからね」


 ステファノとリナルドが気合を込めて言った。


 まぁ、それは挽回したほうがいいな。あの速さくらいでバテるのはこの家の使用人の中でこの騎士たちぐらいだからね。


「騎士学校?」


 暇なんで俺は騎士学校について触れてみた。


「私たちは騎士学校の同期なのですよ。マリー様についていった護衛役も含めて」


 俺の質問を聞いたコロンナが答えてくれた。


 同期なんだ。同期だと戦い方が知れていてパーティーで行動するにはよさそうだね。護衛役は適任だな。どういう戦い方をするのか機会があったら見てみたいな。いつ頃卒業したのだろう。


「いつ卒業したんですか?」


「今年です。これでも私たちは一応成績優秀者なんですよ」


 今年か、ということは新人さんか新人なら体力なくても仕方ないのかな。慣れない環境だし美人だし、使用人しか見たことないけど、この世界は美形が多いいんだよな。しかもこの家の使用人は大半女性だから、ちょっときまづいんだよね。


 しかし、みんな成績優秀者とは、他に行く場所はなかったのか


「成績優秀者の人がなんでこんなところに来たの」


「騎士学校で成績上位の人たちはだいたいオルトシーニ家の使用人になろうとする人たちが多いいですよ」


「みんな憧れてますからね」


 ステファノとマビリアがうっとりとした表情で言った。


「そうなの」


 この家にわざわざ入りたくて騎士学校で上を目指すとはすごいな。騎士学校はこの近辺の子供たちが通っているから結構な人数になるみたいなのに、その上位になれるなんて。


 貴族だからなのかな。やっぱり貴族の家で使用人をするほうが、箔が付くからなのかな。俺の価値観とは違うから、しょうがないか。


「そうですよ。騎士団よりオルトシーニ家のほう待遇がいいですし、憧れのマリー様に近づけてやりがいがありますからね。先輩方も喜んでいますし」


 コロンナが言った。

 

 毎年騎士学校と騎士団から毎年何人か雇っているみたいだからな。騎士団もオルトシーニ家が運営しているが、軍隊や警察見たいなものなのでつらいらしいからね。


 マリー母さんは何をやったのか知らないが、女性人気がやたらと高いからな。マリー母さんも嫌がっはているが、教える子たちが増えてうれしがっているが、生徒には厳しいタイプだけどね。


「なんでマリー母さんに憧れているの」


「それはまず、マリー様が一人でAランク冒険者であること、元騎士団の団長であることと何より一番憧れたのは、冒険者時代に私たちと同い年くらいの時にマリー様の所属していたAAランクパーティが、王都に来たSランクのドラゴンを撃退したことですね」


 オッドーネが熱弁してくれた。みんなも納得顔で聞いていた。


 驚きだな。マリー母さんがAランク冒険者なのか。すごい強いのかな。ドラゴンは撃退しただけか倒してないのね。ドラゴンってどれくらいいるのだろう。いつか戦ってみたいな。


「あと美人でカッコイイですよね」


「そうそう」


 五人がマリー母さんの良さについての話は30分続いた。安易にマリー母さんのことを話さなければよかった。今度からマリー母さんの話題を出すときは注意して話そうか。


 このダンジョンってどんな魔物が出てくるのだろう。聞いてみるか


 「オッドーネさん、このダンジョンの一階層目はどんな魔物が出てくるんですか」


 「一階層はだいたいコボルトとゴブリンが湧いて出てくるくらいです」


 コボルトとゴブリンかスタンダードだな。この世界のダンジョンはだいたい最初の階層はコボルトとゴブリンが出てくるダンジョンが基本的に半分を占めている。


 魔物の強さはコボルトは人間の大人が一対一で戦えば、余裕で勝てるくらいの強さでゴブリンもFランクだが、人間の大人と互角くらいの強さで騎士達なら余裕で倒すことができる。


「それ以降の階層はどんなモンスターが出てくるのですか」


「5階までは、レベル1から3くらいのゴブリンとコボルトが出てくるくらいですね。6階からはレベル4のゴブリンとコボルトの他にレベル1のオークが出てきますね。マリー様たちはエリザ様の経験値稼ぎのために6階から10階の間で敵を倒しに行っていますね」


「下の階層に行かないの」


「まだレイル様はこのダンジョンに入るのは初めてなので慣れていませんからね。今回は下の階層にはいかない予定です」


「行かないの」


「レベルを1上げるには時間がかかりますからね。マリー様たちが来る前にエリザ様と同じレベルになったら行ってもいいですよ」


 安全に行っているな。


 エリザ姉ってなんレベルなのだろう。


「エリザ姉ってなんレベルなんですか?」


「エリザ様は前回のダンジョンで2週間のレベルを4上げて5になっています。さすがにマリー様の子だけあって才能があって上がるスピード早かったですね。」


 速いな。俺の読んだ本の話だと1レベル上げるのに1ヶ月くらいかかるのにエリザ姉は1週間に2レベルの速さで上がっているとはやはり才能があるな天才とゆうやつだな。


「それって本当に早いの」

 確認のためもう一度聞いてみた。


「速いですよ。私も速いといわれていたのですが私は1レベル上げるのに3週間かかりましたからね。マリー様もそれくらいの速さでレベルアップしていったので親の血をしっかりと受け継いでいますね」


 やはりこの世界の騎士から見ても早いのか。


 俺には一応経験値をたくさんもらえるスキルがついて早く育てようと思えばできるが、早すぎるとマリー母さんではないので怪しまれてしまう可能性があるので、今回も使わないままでおこう。別にレベルを上げる必要性を今は感じられないからな。


 このレベルのままでアロサウルスと戦かって勝ちたいからな。できるだけレベルはあげたくないから今はまだ全然勝てる気がしないが、突破口を見つけていかなければ。


 しかし、みんなちゃんと仕事をしているな。オッドーネさんをはじめ他の騎士たちも休みながらも、警戒している。


 そのせいでさっきから分身を出して下の階層に行かせる隙がない。正直俺は早く下の階層に行って、レアモンスターをテイムしたいんだよね。難しそうだ。


「はぁ」


 本当に1週間で帰れるのだろうか。マリー母さんの予定だからな。不安だから聞いてみるか。


「ところでさ、いつ頃帰るの」


「マリー様達のパーティーが私たちに合流したらですね。たぶんあの様子ですと1週間を軽く超えていきますね」


 長くいられることにいいことだが、マリー母さんもうちょっとしっかりしてほしいな。


「どこで合流するの」


「場所は決めていませんけどこの道具で私たちのいる場所が分かるのでマリー様のタイミングでこちらに会いにきますので、それまでダンジョンでレベル上げをしましょう」


 話が終わり一息ついたあとオッドーネが立ち上がった。


「そろそろ行きますか」


 休憩は十分だと判断したのか、みんなを立たせた。


「「「「はい」」」」


「うん」


 ついにモンスターを倒すことができるのかわくわくしてきたな。 


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