第三十五話 ペルナとイーベル
強かったなアロサウルス。
俺はアロサウルスの口から出た攻撃により一瞬で殺されて俺は圧倒的にぼろ負けした。あいつと戦うには弱いと痛感して今は本体に意識を移している。
地上では今朝でいつものように出来立ての洋風の堅いパンとスープの朝食を食べているところだ。
気をどうにかすれば強くなれるかな。気は鍛えれば鍛えるほど体の強化につながるかからな。それ以外の訓練が思いつかないしなうーん悩ましいところだ。とりあえず、がむしゃらにやってみるかな。
具体的には今やっている訓練を再生能力の再気と痛みに耐えることが容易になってきたので分身たちの訓練をもっと腕や足が壊れるくらいの肉体へのリスクを顧みない訓練にするだけだけどね。
そんなことを考えながら朝食を食べ終えると、エリザ姉とペルナ姉が俺の部屋にすぐに来て朝練をすぐに行くといった。感じになっているがこの練習が3日目くらいになって慣れてしまって、退屈になってきてしまった。
ちなみにロマーノ兄は部屋で籠って魔法の練習や本を読んでいるみたいだな。
「それじゃ、やるわよ」
いつものようにマリー母さんの声で始まりマリー母さんが新しく買ってくれた俺専用のちょっと重たい素振り用の木剣で素振りをしている最中、俺は普通にやっていてはつまらないので俺は気の練習をするために、気を足元の草に纏わせて針みたく鋭くかたい草にしてからそれに俺は気を靴の裏に草との接点に気を集中させて乗っかり素振りをしてみた。
「…」
結果は気で強化された草との接点の気バランスが悪く靴を貫通して突き刺さって痛かった。
難しくて今回はできなかったが面白そうだし明日以降これをすべての朝練に取り入れてみよう。とりあえず明日までにできるように分身に鍛えさせて使えるようにしておこう。
「はやく、いくわよレイル」
「うん」
それから俺はエリザ姉と一緒に馬小屋まで走っていくエリザ姉は俺が訓練を始めてから次の日に私もやるといってきて一緒にやることになった。
ペルナ姉はエリザ姉に強引に参加させられたが、馬小屋までの持久走でダウンしてしまったので、さすがのエリザ姉も気を使ってペルナ姉を誘えなくなって、今はレイアとルカの二人のメイドを含めた四人で走っている。
マリー母さんはいつも一緒に練習している騎士たちがいるのでそちらの訓練で忙しいみたいだ。レイアに見せて後で報告を聞けばいいだろという感覚だろう。
「レイルもっと速く走ろうよ」
遅かったかな?俺はいつもの通りにエリザ姉に合わせて走っているのだけど間違えたか。これ以上速度を上げたらエリザ姉は辛くなると思うのだが、少し速度を上げてみるか。
「うん分かった」
俺はいつもより早めに馬小屋に着いた他の三人を見てみるとまだ余裕の表情だったので俺は休憩を挟まずに馬に乗りそのまま訓練を続けようとすると、エリザ姉は負けじとすぐに馬に乗って走り始めた。レイアとルカもそれに続く、さらに速度を上げてみることにした。
乗馬訓練も終わり、鎧訓練に移るときも休憩を入れずに走り今日の朝練が終わった。
「はぁはぁ…なんで毎回毎回レイルは疲れてないのよ」
「疲れた? 」
俺はエリザ姉が強がって余裕そうにしていたから飛ばしてしまって、エリザ姉が疲れてしまったようだ。しかし、俺と同じ訓練メニューをいつもより早くこなして子供としてはエリザ姉の体力はどうなっているのか将来が有望だな。レイアに聞いてみるかな。俺はレイアに聞くためレイアに話しかけようとした
「ふぅー、つ、疲れていませんよ」
俺がレイアに話を聞こうと見た瞬間レイアはなぜか何も言っていないのにごまかしてきた。ちょっと疲れているように見える。次にルカを見てみると
「ええ、私も疲れていません」
ちょっと汗をかきながら我慢をしている表情をしている。もう一度二人を見て、顔で無理すんなよと問いかけてみる。
「疲れていませんよ。本当ですよ」
「疲れていません」
「ふーん」
二人は汗をかきながら疲れていない風を装っている。大人の維持なのか二人のおもしろい反応が見れたな。
アロサウルスに対する考えが何もないので、特にやることもないので暇つぶしもとい息抜きのために、ペルナ姉かマリー母さんの部屋に行ってみようかな。
俺の部屋から近いペルナ姉の部屋にでも先に行ってみようかな。
レイアは疲れたのか、うとうとし始めて先ほど寝てしまったので俺はそっと部屋を後にしてペルナ姉の部屋に向かった。
俺はペルナ姉の部屋も前まで行きドアをノックした。
「ペルナ姉いる」
「何レイル」
俺がペルナ姉を呼ぶとすぐにペルナ姉がドアまで向かいに来てくれた。
「暇だから来た」
「中入っていいよ」
俺の予想と違って、この失礼な態度の質問に怒ることもなく困った顔もせず、すぐに部屋に入れてくれた。なんて優しい姉なのだ。
「うーん、じゃぁ魔法の球でも投げ合って遊ぶ? 」
「うん」
魔法の投げ合い?魔法を打ち合って戦うのかな危なそうだな。
「レイルこのやり方わかる? 」
「わからない」
ペルナ姉がどうやら教えてくれるようだ。本当に面倒見がいい姉だなエリザ姉より優しいいい姉だな。素直に教えてもらおう。俺はその場に食い見るように正座をして聞く体制に入る。
「オルトシーニ家に伝わる秘伝の訓練ってロマーノ父さんが言って教えてくれた訓練だけど魔法のボール系を投げ合う、部屋でもできる簡単な訓練だよ」
オルトシーニ家に代々伝わっている訓練方法なのか。魔法のボール系でやるのはわかったがそれだけだと攻撃を食らってしまうのではないか。もうちょっと詳しところを聞いてみるか。
「で、どうやるの」
「えーっと」
「(ペルナ様具体的な内容が伝わっていないようですよ)」
「(具体的というと)」
「(魔法の球を受け取るときにすることやコツとかを教えてあげるといいんじゃないんですか)」
なんかペルナ姉とイーベルが何やらこそこそと話しているな。
「やり方としては魔法の球を投げるときに属性を付与して投げて同じ属性か弱点属性か圧倒的な魔力量のどれかで魔法を手に纏えば簡単に受け取ることができるよ。それを投げ返して魔力の質と威力を一定に保つ訓練の一環ってロマーノ父さんは言っていたよ」
なるほど訓練の一環でやっているのか。しかも一定に保つ訓練か俺にとってはいいかもね普段地下の訓練では常に全力だから威力を制御する訓練は、にわか知識程度しか持たないからありがたいな。
「うん、わかった。とりあえずボール系の魔法使えばいいのね。」
「そうだよ。まずはライトボールを使って投げ合いをイーベルと実際にやってみるからどんな感じになるのか見ておいてね。イーベルいくよライトボール」
「ペルナ様返しますよ」
「一応投げるときに声掛けをしてねあと、速度は遅めにしてね。じゃないと危ないから」
追加の補足説明か。そうだよね声掛けしないと予想外に早かったりした場合当たっちゃうし、速いと魔素を纏うスピードが追い付かなくて普通に当たっちゃうからな。
「うん、わかった」
「とりあえずレイルは自分の得意な属性でやっていいよ。私とイーベル二人合わせれば全属性使えるから、私かイーベルがその属性に合わせるから遠慮なくやっていいよ」
俺がイーベルをみると、イーベルが首を縦に振りコクとうなずきそれにこたえる。
ペルナ姉とイーベルが出すボールの属性を言ってから受け側が、その属性の魔素を手の平に集中させて受け止めてそのボールをさらに投げ返しを数十回を一通り俺に見せてくれた。
「じゃ次はレイルがやってみようかとりあえず全属性を10回ずつでやってみようか」
「じゃまず、火属性の魔法でやってみるよ」
今俺のできる極小の威力のファイヤーボールボールを作って、歩行者くらいの速度でゆっくりと慎重に制御しながら飛ばす。
なかなか神経を使うな。
ファイヤーボールがゆっくりと火属性の魔素でガードされたペルナ姉の手元に無事にキャッチされて、ファイヤーボールをそのまま同じ速度でゆっくりと投げ返してきたので、俺もキャッチする手を火属性の魔素で覆いキャッチしてまたゆっくりと投げ返すそれと他の属性をそれぞれ10回ずつ繰り返して終わった。
「ふー」
ちょっと汗が出てきた。
「疲れた? 」
気を使って疲れたな。おもしろかったけど、遊ぶつもりで来たんだが訓練になってしまったな。長居したし、それよりも飽きたしマリー母さんの部屋にでもいこっかな。
「まぁ少しね。そろそろじゃ行くね」
「うん、じゃね。また遊びに来ていつでも遊びに来ていいからね」
なんかもっと来て欲しいと催促しているような言い方だな。とりあえずマリー母さん部屋に向かうか。




