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第十九話 スタウリコサウルス

 俺は木々を避けながらずっと走っていた。


 景色があまり変わらないので、どれくらい走ったのかわかりにくいがだいたい4kmくらいの地点で違った恐竜を見つけた。


 おっと、あれは新しい恐竜かな。


 しかも、今回は木にある葉っぱとかを食べているようだ。草食の恐竜かな。近付いてみるか。俺が近づいていくと俺に気付いた途端、すぐさま逃げ去って行ってしまった。


 警戒心の強い恐竜だな。肉食ではないみたいだし得体のしれないものが近付いて来たら弱い物は普通に逃げたりするのか。


 俺は一人納得しながら、探索を続けた。


 あの恐竜は確かテコドントサウルスだったかな。三畳紀の肉食恐竜以外は曖昧だから当たっているかわからないけどたぶん当たっていると思う。


 先に進むと、またテコドントサウルスがいた。もしかしてここは肉食恐竜のいない、安全地帯なのか。俺はまたここの周囲を探索してみるが肉食の恐竜の姿は見当たらない。


 探索していると急に横から何か近付いている感覚に襲われたので、とっさに俺は右腕で防御した。


 バコーンと、ものすごい音とともに俺の右腕にかなり強い衝撃が襲った。


 何か、から攻撃をされたみたいだ。後ろを振り返ってみてみると茂みからこちらを向いている俺よりも背が高い恐竜がいた。これはスタウリコサウルスだ。


 こいつは肉食恐竜だ。今にも遅いいかかりそうな感じでこちらを見てきていたので、俺はすぐさま臨戦態勢になる。スタウリコサウルスは回転して尻尾で攻撃してきた。

 

 俺はそれを今度は左腕で受ける。さっき感じた衝撃が左腕に伝わる。尻尾で攻撃してきていたのか。しかし、いつの間にいたのか俺にはわからなかった。すごいステルス性だ。


 今まで俺に気付かれることなくそこにいたのかな。やっぱり、俺の気での気配探知はまだまだ、だな。


「グルル」


 何か唸って、睨んで怒っているようだ。


 なんでだろうか。思い返してみるともし、こいつが最初から俺のことを見ていたとしたら、隠れて獲物を捕まえるとしたら、テコドントサウルスが獲物だったとしたら俺はテコドントサウルスの近付いて、さっきから何匹も逃げられている。確実にスタウリコサウルスの狩りの邪魔をさっきから、ずっとしていることになる。たぶん怒られるとしたらそれくらいだろう。


 俺はスタウリコサウルスに近付き右手に気を纏い、思いっきり顎を殴るがスタウリコサウルスの顎はもの凄く固く右手首を傷めそうになった。


 なかなかに硬いがダメージが通っているのだろうか。この様子じゃ、生半可な気を纏っても全然効かないと思うな。


 ゆっくりと近付いてくるスタウリコサウルスが引っ掻き攻撃をしてきた。俺は躱して距離を取って右手に気を纏い俺のお気に入りの技を放つ。


 地面を殴り衝撃と気を送りスタウリコサウルスの足元までその衝撃を伝え土の礫をまき散らしていく、スタウリコサウルスにあたるが、気も衝撃も土の礫もスタウリコサウルスの固い皮膚には一切効かないようで、気と衝撃と土の礫は弾かれほとんど無意味に終わった。


 この攻撃に特に何の意味もなかったが、初めてこの技が当たって今は大喜びだ。ちょっと口元が緩んでしまった。


 緩んだ気を引き締めて、スタウリコサウルスと対峙する。俺は今纏える最大の気を右手に纏い顎めがけて、全力のアッパーを食らわせる。スタウリコサウルスは少しずつ、よろけ始めてそのまま倒れた。


 本当に硬いな。エオラプトルを消滅させた。一撃を食らっても、これくらいのダメージしかないのか。まだまだ力が足りないと、俺は今後の訓練をもっと改善にしたいと思いながらスタウリコサウルスの口と鼻を手でふさぎ息を止めて確実に止めを刺した。


 すぐに気を回復させる。どうせ仲間が近くにいるはずなので、俺はすぐに戦えるようにした。


 複数のスタウリコサウルスに出会ったら厳しくなりそうだ。先が不安になりつつももう少しここの探索をしたかったので、この付近を歩いた。


 しばらく探索してみると、スタウリコサウルスが1匹隠れているのが見えた。俺は後ろから近付き飛び掛かってスタウリコサウルスの後頭部に向かって最大の気を右手に纏い、パンチを繰り出し気絶させそのまま止めを刺して無力化する。


 やはり、他にもいたな。どこにいるか気配が探れないため何体いるかわからないが戦闘経験も積みたいし、付近にいるスタウリコサウルスを探して倒していくか。


 俺は目を凝らしながら茂みや隠れていそうなところを見ながらスタウリコサウルスを探す。


「ん?」


 何か音がしたので、音のなっている方向にいった。繁みから隠れて見ていると複数のスタウリコサウルスがテコドントサウルス4匹に群がってお食事をしていた。


 次はスタウリコサウルスとの集団戦になるのか。俺は最大の気を右手に纏い1匹を殴り倒し、気絶させる。3匹はこちらを向き噛みついてきた。俺は気を集めるために俺は全ての攻撃を防御して耐え続ける。


 よし、気が回復した。


 俺はさらに1匹にアッパーを食らわせて気絶させることを繰り返し、4匹全てを気絶させ鼻と口を塞ぎ止めを刺した。その時には俺の体は食いちぎられもう血だらけになっていたため、回復させようとしたが出血しすぎて間に合わないため、少し回復し血を止めえてこのまま探索を続ける。


 テコドントサウルスを見つけた。今度はなぜだかわからないけど簡単に近付けたので、俺はざらざらしている皮膚を触ったりいろんな角度から眺めたりして1時間後に1体目の分身は死んだ。


 まだまだ弱いと実感した俺は地下世界の9人の分身なら、エオラプトルくらいならオートでもいくら来ても余裕で撃退させることができるので安心して地下訓練室に意識を移し、しばらくはまた訓練に集中しようと思い。さっそく意識を地下訓練室移した。


 魔法の訓練今は一時置いておくとして、それよりももっと気の使い方をうまくならないとな。そのためには体内を流れる気結を通る気の量を増やさなければ話にならないし、足に纏う気のスピードが手より遅いのも改善しないといけない。これは慣れでどうとでもなるため。これは分身に任せておく。


 一番は気結に送れる気の量を増やす方法だが、今はゆっくりと限界の量を流して徐々に気結を広げて、増やしている状態でちょっとずつしか広がっていっていない。送りすぎると爆発してしまうし気結が、壊れてしまって意味がなくなってしまうため大変だ。今はこの方法しか知らないこともあるがな。


 他にいい方法はないかと、模索しているが中々見つかっていない状態が気結を見つけた時から続いている。気結は体内の至る所にあり、そこに気を流すと肉体が強化されている感じで魔法の場合は体内とかに魔力のもととなる魔素があって、魔素を体内に流すことができてそれで体内のいろんな個所を強化することができる。魔法は魔素が基本となっていると家の本には書いてあった。


 このままでは、時間が経ってしかたないので、魔法を併用した肉体改造でも行わないと早くできないのではないのではないかと思い、俺は肉体を改造しようと思った。


 まずはほとんど自由に使え、量もかなりあるので思い切って魔法で肉体を改造していって、気結の問題をどうにかしようという作戦に思い至った。


 俺は魔法の再生能力を応用して、体内にある気結を魔素で拡張して気を通して無理やりに気結を広げようと考え、体内の魔素を使い爆発しないように慎重に気結を広げていった。


 気結を拡張し終えたので、俺は試しに気を流してみた。


 順調そうに流れ始めたが、魔法で作った気結から徐々に体内に気が漏れ始め気が体内に充満し、そして、気が膨張して爆発した。


 俺の分身の体は粉々に砕けて死んだ。


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