第十五話 三つ
地下の訓練室に意識を移した俺はさっそくどういう戦いをしていくのか考え始めた。
気と言うものは何だろうか日本と中国とかで使われている。気の解釈でいいのだろうかはたまたこの世界の魔法の本に書いてあるみたいに想像力で、新しい魔法ができたりするみたいなものか取り合えずやっていくか。
俺は無限書を開いたこの本は、俺が地球から現在までしてきたことが、書かれている神から貰った能力の一つだ。中国武術と日本の武術について確かこの辺りに気に付いて書いてあったはず。
見つけた。その情報を使い俺は訓練を始めた。
これで恐竜達に対抗できるようになれるかな。俺は新たに地下訓練施設を広げて100人の分身を追加し、俺は訓練に移行した。
そのまま、訓練をしてしばらくたち夜が明け朝になる。
俺は、先日東と南に10体ずつ送った自然同透化で地下を進んでいた分身たちから海に着いたことを報告してきたため、俺は確認のために意識をそちらに移した。
本体は朝になって起こされてしまうが、昨日頑張ったからメイドのレイアが起こしてきても寝たふりをして無視しすることにした。
意識をまず東の分身の一人に意識を集中させ俺は地面から顔を出し周囲を見回してみた。どうやら、砂浜のようだな。まだ、日の光が届いている。海も透き通っていてきれいだ。
地面から顔を出しながらそんなことを思っていたが生き物がいなく、貝や海藻や小魚程度しかいなかったので魔物を探しにもっと奥に進んでみる。
顔をまた地面にしまい自然同透化で、少しずつ下に潜りながら前に進む。1kmくらい進み俺は地面から顔を出した。今度はごつごつとした岩があちらこちらにあり、日差しもあまり届いていない薄暗い海が広がっている。
俺はオリジナル固有の目を発動させる。水中と暗闇と視力もよくなり問題なく、周囲が鮮明に見えるようになった。周囲を見回してみると大型の水中生物や中型の水中生物など、多種多様の生物たちがいた。
その中でも、家の図書室にあるモンスター一覧本に乗っている。海の中では危険とか書かれていたシーサーペントがいたそのまま俺は地面に潜り、さらに進み、さらに暗い光の届かぬ冷たい海の底で俺は顔を出したさらに強力な海のドラゴンと呼ばれるシードラゴンがお眠りになっていた。
今回は偵察だけで戦うことはない。俺はそのまま地面に潜り探索を続けるが海を先に先に行くに連れて生物たちが、だんだん強くなってきている。
東の海はどの生物も魔物も今の俺では勝てないな。
探索が終わり海岸の地中に戻った。
次に俺は南の海に向かっている分身に、意識を集中させた。自然同透化と目を使い、視力を強化して顔を海中に出した。また浅瀬は砂浜だ。周囲を見回してみても東の海と、大して変わらないようだ。地面に入り先に進み、探索していると海溝みたいな場所があった。そこには、この世界のお伽話などで出てくる怪物クラーケンがいた。
こいつも今の俺では、全く太刀打ちはできない。地面に潜り、そっと先に行くと東の海にもいたシーサーペントが南の海にもいた。俺は分身を浜辺付近の地面に戻し、意識を本体に戻した。
この分だと海で実践訓練するにはまだ俺の実力では無理だし、魔力も負けているだろう。海の生物たちがこの世界の本に出てくるほど、有名で恐ろしい生き物がたくさんいる海だ。もっと強くならなければ、瞬殺されるだろう。やはり、異世界の生き物たちは強そうだな。
俺は地下室にいる分身に意識を移し訓練の効率をよくするために俺は今、召喚して維持し続けられることのできる限界の量の分身を召喚し、合計1000体分身した。さらに、圧縮魔法を使い空間を3倍広げ訓練も俺の考えうる限りきつい訓練の内容を分身に伝えて訓練をさせておく、俺の経験が詰まれスキルのレベルが上がるようになった。
次に俺はさらに実践的な訓練をしようと思い、特殊な環境の部屋を作ろうとして魔法や俺の固有創造を駆使して砂漠や極寒、水中などの特殊な環境の部屋をいくつか作り、早く急激に強くなれるような環境作りをして俺は本体に意識を戻した。
朝をレイアに起こされたがそれを無視し、わざと寝過ごした俺はそれから3時間後に目を覚ました。
「昨日はお疲れでしたか」
「うん。昨日頑張ったから疲れたよ」
レイアが俺が寝坊したため、昨日の訓練もあり疲れていると思い俺に声をかけてくれた。俺も一応反応しておく。
「朝食を用意しますね」
「ありがとう」
朝からだいぶたっているが、レイアが朝食を取りに行ってくれた。
メイドは大変だな。俺がとりに行こうかと思ったけど、レイアの仕事を俺がやってしまうとレイアはマリー母さんに怒られてしまうので、俺は余計なことはしないでレイアに任せておく。
「レイル様、朝食をお持ちいたしました」
「ありがとう」
今日の朝食はスクランブルエッグとパンとスープだ。昼食も近いため持ってきてくれた量は、いつもの朝食よりは少なめだな。
「レイアこのあと本読みにいってもいい」
「いいですよ」
一応図書室に行くことをレイアに伝えた。朝食を食べ終わり俺は後片付けをレイアに任せて、一人図書室に行った。その途中で部屋からロベルト兄がメイドと遊んでいる声が聞こえてきたが、触れずにそのまま図書室に入りまだ読んでいない本を読んだ。
魔法大全と魔物のランクについての本を読んだ。魔物のランク付けはだいたいこんな感じだG、F、E、D、C、B、BB、A、AA、S、SSこんな感じでGが一番弱くSSが一番強いと書かれていた。
一応覚えておくか。
「レイル様、どんな本をお読みになられているのですか」
「魔物」
レイアが朝食の片づけを終えて、図書室にやって来た。俺に近づいてきて本を覗き込むように俺が読んでいる本を訪ねてきた。俺は一応そっけなく答えた。
「レイアは魔物を見たことがあるの? 」
「はい、見たこともありますし戦ったこともありますよ」
「どんなモンスターと戦ったことがあるの? 」
俺は戦ったことがあると聞いて夢中になりレイアに聞いてみる。
「最初の頃はゴブリンなんかのランクFくらいの相手から倒しましたね」
「今まで出会った中で一番強かったモンスターは何? 」
「そうですね。ランクAのワイバーンを騎士団で討伐した時が一番つらかったですね。相手が空を飛んでいましたからね。魔法使いがいなかったからつらかったです。それくらいですかね」
「ドラゴンとは戦わかなかったの」
「ドラゴンは勇者様のパーティーや、軍隊、騎士団くらいでないと討伐は難しいと思いますよ。私では、すぐにやられてしまいます」
ドラゴンはかなり強いらしい勇者とか軍隊並みとか、勇者は軍隊並みに強いのかな。軍隊はどれくらいの人数なのだろうかと、疑問を持ったけどだいたいの強さはわかったので今度機会があったら聞こう。
「ふーん、そうなんだ」
「レイル様はどうして魔物に興味があるのですか」
「魔物だけじゃなくて、他の本にも興味あるよ」
「すごいですね。レイル様はこの年で本に興味があるなんて将来が有望ですね」
レイアはなぜか、レイアにとって意味もないと俺は思うのだが興奮気味に言って、俺の将来のことを想像しながら笑顔になっている。よくわからないがちょっと怖かった。
しばらく本を読み昼食も近いので俺は図書室から本を持ちだし、自分の部屋で食べながら読むことにした。給仕係の騎士ナスアが運んできてくれた。
「ありがとうナスア」
「どういたしまして」
俺がお礼を言ってみると。優しい顔でにっこりと笑い返してくれた。当然のように毎日持ってきてくれて、毎日頑張っていて大変そうだから言ってみた。
本を読みながら少し経って昼食を食べ終えたころに、朝練を終えたマリー母さんたちが帰ってきたのか。部屋をノックされた。




