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第十三話 乗馬

 朝練が終わり今日は特別に馬の乗り方を押しえてくれるということになった。


 いま訓練場を移動して馬の乗馬練習場にマリー母さんは、女性騎士たちも連れて移動した。この場所は屋敷から、北西に4kmくらいの地点にあり障害物のコースや競馬場みたいなコースなどがいくつもありかなり広い練習場だ。

 

 そこにあるヨーロッパ風のきれいに整備された馬小屋で、ちゃんと毎日掃除されているのがわかる。


 辺境でもさすがは貴族というところだな。


「レイルお母さんと一緒に乗ってみる」


「一人で乗りたい」


「危ないから駄目よ」


「えー、じゃいいや」


 練習場に付きマリー母さんや他の女性騎士たちが馬を連れてきているときに、マリー母さんが誘ってきたが、俺は一人でロデオがやってみたかったので断った。


 さっきマリー母さんや女性騎士たちが連れてきた馬たちが目の前に並んでいる。

 

 しばらく俺を置いてマリー母さんはエルザ姉とペルナ姉に馬の乗り方を教えていたので、俺は暇になったので馬を触ったり見回って遊んでいた。

 

 なんか、一番大きい馬が虫でも払うかのように蹴ってきたので誰もいないことを確認して、その蹴りを受け止め飛び上がり頭に拳骨しておとなしくさせた。

 

 その馬は、見下していた態度が嘘のように俺の顔をぺろぺろ舐めてなつき始めた。他の馬も見てみたいので、懐かれるのはそこそこにして他の馬を見回ってみるか。この馬に乗ってももう暴れないだろうな。


 マリー母さんの説明が終わったのかエルザ姉は、マリー母さんが馬の横に付き補助して一人で乗らされている。ペルナ姉は女性騎士が一緒に後ろに乗って補助しながら乗っている。


 この感じを見るとエルザ姉は馬に乗るまで何回も練習していたんだろうなと思わせる光景だった。


「レイア、レイルを頼んだわよ」


「わかりました。マリー様」


 俺は一人馬を物色している。俺が選んだ馬は最終的に俺に懐いていない嫌っている馬を乗ればロデオできると思い、さっき触れたら嫌がっていた馬に誰にも見えないように飛び乗って、無理やり乗っかる。


 マリー母さんはエルザ姉とペルナ姉は乗馬練習のため遠くのコースに、行ったみたいで今はいない。三分の二の女騎士たちもそのあとに着いていっていない。レイアは俺を探しているようがもう遅い。

 

 今がチャンスだな。


「レイル様!? 」


「ヒヒーン」


 馬が吠え暴れ始めた。ロデオの時間が始まったな。


 乗った瞬間からものすごい勢いで暴れ始めた馬、俺も馬の皮膚を掴んでバランスを取りながら踏ん張る。馬は後ろ足を上下に激しく跳ねながら走り始める俺もそれに食らいつく、さらに馬は左右にも後ろ足を動かし始め上下左右に跳ねはじめさらに激しくなり始めた。


 俺は激しく揺れる馬の背中の動きに慣れ始めてきたみたいで、だんだん振り回されなくなってきた。少ししか時間がたっていないのにだんだん馬の勢いが、衰えてきている。

 

 まだ少ししか経ってないよ。これじゃまだ俺満足できないんですけど。


 どうやら、馬は疲れて止まってしまったようだ。ものたんないな。仕方ないかと思って。


 動きの止まった馬の上に乗っていると、さっき俺が馬に乗っているのを見て驚いていた、女性騎士が、俺を抱えて下した。


「大丈夫ですかレイル様、お怪我はありませんか」


「うん」


 女性騎士が俺のことを心配そうに聞いてきたので特に何も怪我することはなかったので、一応大笑顔で答えた。


「本当ですか。本当ですね。はぁ~、よかった」


 いつの間にか来ていたレイアが俺の体を触ったりいろんなところを見て確認した結果、本当に大丈夫だと確認してほっとしている様子だ。


「何やっているの。レイアしっかりとレイル様を見てないと、マリー様に言われていたでしょ」


「うっ、すみません」


「今後、気を付けてね」


「はい」


 俺のおもり役兼、見張り役のレイアが女性騎士に怒られレイアは誤り、申し訳なさそうな顔をしていて俺はすごく気の毒になった。


 悪いことをしたな。


 俺はレイアがかわいそうなので一応謝る。


「ごめんレイア」


「いえ、レイル様は悪くありませんよ」


「そうですよ」


「ありがとうレイア」


 俺が悪いのにもかかわらず優しい、二人は優しくフォローしてくれたので俺は申しわけ程度に感謝の言葉を述べた。


「それじゃ、今度は私と一緒に乗りましょうか? 」


「うん」


 今度は俺が一人で、乗らないように女性騎士が一緒になってきてくれるみたいだ。


 乗らさせてもらうか。


 俺が返事をすると俺を持ち上げ、馬に乗せその後ろに女性騎士が乗った。


「レイア、私はレイル様と一緒に馬に乗るから、あなたも一緒に着いてくる? 」


「はい」


 女性騎士はレイアも誘いレイアも馬に乗る。


 メイドも馬に乗れるのか。


 俺たちは馬で近くの馬専用の練習場に来た。練習場まで来て女性騎士は馬から降りて、俺を馬の上に一人にして女性騎士は馬の横に付く、横について馬の操縦を一通り教えてくれるみたいだな。


「レイル様、姿勢をよくして乗ってくださいね」


「うん」



「馬のお腹を踵の圧迫の強弱で、馬の動くスピードを上げ下げできます。今回は歩かせるだけですので、手綱は緩めたまま強めに踵で圧迫してくださいね」


「うん、わかったこうすればいいの」


「はいそうです。止めるときは、手綱を引けば止まりますので、引いてみてくださいね」


「うん」


「よくできました。これが騎乗の基本的な乗り方になりますので、覚えておいたほうがいいですよ」


「わかった」


 それからしばらく馬に乗りながら練習場で、女性騎士に教わりながら一緒に歩き回った。遠くからマリー母さんたちが馬に乗って戻ってきた。


「今日はここまでで、終わりましょうか」


「うん。ありがとう」


 マリー母さんが見えて馬から、女性騎士に抱き抱えられながら降ろされて馬の練習は終了した。


「あら、レイルも馬に乗せてもらっていたの? 」


「うん」


「はい、レイル様が興味を持っていましたので私が乗せました」


「ありがとう、リノア(私が最初に馬の練習させてあげたかったのに)、レイアもありがとう」


「レイル、もう一回馬に乗ってみる? 」


「えー」


「乗ってみる? 」


「うん」


 俺に教えたいのかマリー母さんは何度も馬に乗ってみると聞いてきたので、しかたなく教えてもらうことにした。俺を抱っこして馬に乗せ、リノアと同じようにマリー母さんが後ろに乗った。


「レイル、最初は馬に慣れてもらうために最初のうちは私と一緒に馬に乗って操作をしてあげるから楽しんでね」


「うん」


「私も行く」


 そう言ってマリー母さんと俺とエルザ姉と他の騎士たちは馬に乗って、障害物とかがある別の馬の練習場に来た。


「ここを何周かするから頑張ってね。レイル」


「うん」


 馬に乗るだけでもそれなりに疲かれることを知っているためか、マリー母さんが俺に応援の言葉をかけてくれる。


 マリー母さんと俺の乗っている馬が走り始めた。最初は1.4mくらいある生垣みたいなものをかき分けながら飛び越え、その次は、1.5mくらいある竹の生垣みたいなものを飛び越え、60cmくらいある生垣とその後ろに水溜まりがある場所を水に入ることなく飛び越える。


 そのあとは山型から谷型みたいな感じになっている急勾配の坂を上り下りを繰り返し、最後柵を飛び超えてコースを一周し終えた。


 一周して終わりみたいだな。もっとやりたいなと思ったけどもう昼頃だし、この辺で終わりでいいだろう。


「今日はここまでで、いいかしら」


「うん」


「レイル、馬に乗ってみてどうだった」


「楽しかったよ」


「それはよかったわ」


 マリー母さんに感想を聞かれた俺は笑顔で楽しかったよと返すと、マリー母さんも笑顔で返して頭を撫でてくれた。


 俺たちは馬小屋に戻り、馬を片付け終えて屋敷に戻った。


 屋敷に戻ると自分の部屋に運ばれてきた、サンドイッチみたいな昼食を食べて俺は昨日から気になっていた地下の分身に意識を集中させた。

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