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詩*見つめて*

声/私という景色

作者: a i o

失われていく

我先にと声は

空を高く越え蒼に


関係性は移ろいながら

季節と季節の繋ぎ目

蜃気楼のまま

渡っていくのだ


下手くそな生きざまを

笑いたければ笑え

私だって

笑いたいのだから


でも声は

失われていくから

君と私は

移ろうばかりだから


つなぎ止める術を知らない

風のように

過ぎ行く季節の中で

見つめたものたちよ


蔦の這う

がらんどうの私の在処よ


そこを吹き抜けて行け

何も連れてはいけない

透明の先には


どんな涙も置いていけ

ためることが出来ぬのなら


編みながら捕らえることのない

言葉は君と私を語らない


見つめている

その行為の外で

私もまた景色になる


しっとりと

空が瞬きをする


吸い込まれた声が蒼く光る







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