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濡れたてぶくろ
空から落ちる白が
微かな光を灯している
どうか積もっていて
あなたの白くあたたかな吐息を
そばで感じていたいから
あなたはわたしの手を引いて
銀の世界へと連れていってくれる
てぶくろが濡れることなんて
気にせず 雪をかけあった
空から落ちた白は
地に横たわり光を失っていく
どうかつもらないで
あなたと白くやわらかな雪を
強く重ねてしまうから
あなたはわたしの前から
いつの間にか いなくなった
濡れたてぶくろは指先を凍らし
わたしを痛めつける
あなたは雪解けに消えたけれど
わたしの心にはあなたが募り
積もってる




