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この雨がやむまでは
どこにも行けずたたずむ僕に
雨は強くうちつける
灰色のしきつまった空のしたに
ぼやけて色彩のなくなった世界が広がっている
光を見失った僕の体も色褪せる
目から溢れるしずくさえも
雨粒に混じりとけてゆく
かすれた嘆きさえも
雨音がかき消してゆく
伸ばしたての先にあったはずの面影も
虚ろへと消えてゆく
濡れて冷えきった体に
温もりはひとつも残っていない
それでもいつか
この雨もやむのだろう
何もなかったように光りさし
温もりをあたえるのだろう
だから今だけは泣いていよう
この雨がやむまでは




