増援に来る者の名前は・・・
なかなかマイ達の話が終わらないので俺は俺で聞きたいことがあるので質問をすることにした。
「王様、恐れながら今までのことで気になることがあるのですが」
すると王様はこちらを向き真面目な顔がさらに真面目になる
「ふむ、いってみよ」
「はい、騎士の人からは三日後に来るように言われたので来たのですが、なぜ三日後だったのでしょう?急ぎの用でしたらすぐにでも呼べは良かったのでは?」
すると王様は考える素振りをして重そうな口を開いた
微かにこの空間に緊張が高まったような気がする、そのせいかマイ達も話をやめ王様と俺を黙って見ている。
「うむ、理由は確かにある、まずこれはあくまで天災級が来るという事を仮定として話をしている、それがむやみに国民の耳に知れ渡ると混乱を招く恐れがある」
「・・・なるほど、それで天災級の可能性のほうは?」
「・・・どんな魔物かは分からんが魔力量からいってほぼ天災級で間違いないそうだ」
王様の言葉を聞き生徒たちがざわめき始める
「え!?まずいじゃん!!」「こんなことしてていいの!?」など、いろいろな声が聞こえるが気にしない
「それでは国民をなぜ避難させないのですか?」
これが一番気になることだ
確かにいまさら国民を避難させても生存できる可能性は低いだろう
だが少し余裕があるように見えるので気になっていた
「その件だが、フォレス」
「はっ!」
王様が騎士団長の名前を呼ぶとその後ろに騎士を3人ほど引き連れながらこちらに近づき目の前まで来てとまった
「その件については策がある」
「ほう、策とは?」
俺がそう聞くと騎士団長は右手を上げ誰かを呼ぶそぶりをした
すると騎士団長の横に白のローブを身にまとった人が5人ほどあらわれた。
「・・・魔術師?」
俺がそう呟くと王様と騎士団長はうなずく
するとその魔術師らしき人の一人が前に出て話しかけてきた。
「私はセーカ王国魔術師部隊リーダーのセリウスです、よろしくお願いします」
といい三十代くらいの優しそうな顔をしたおっさんが手を出し握手を求めてきた。
「俺はライトといいます、よろしくお願いします」
俺も手を出し握手に答える
そのついでに鑑定を使い相手のステータスを除く
名前 セリウス
種族 人間
LV 106
HP 8700/8700
MP 5000/5000
職業 魔術師
魔法 火 光 風
スキル 『魔術lv5』
なるほど、レベルが100越えで魔術レベルが5、悪くない
スキルLVの最高が7なので十分に高いほうだろう
するとあるていどの間をあけ、セリウスが話し始める
「王様の策とは私たちで王国の前に結界、わかりやすく言えばシールドを張るのです、まあ心配なのが天災級のレベルが未知数なことですが」
確かにその通りである
そこで気になり質問する
「貴方だけでですか?」
するとセリウスは苦笑いをし
「流石に私だけでは無理だと思います、なので魔術師部隊の総戦力で結界を張り国を守るつもりです」
そこで俺はひっかかることがあるのに気がつく
守る?確かに魔術師は魔法を得意としているし結界なども得意だろう
だが、ただでさえ少ない戦力の半分を守りに?
それだと国は守れても魔物を倒せないので意味がない
それに最悪の場合攻撃に出た部隊が全滅して国に攻めてこられたら流石の魔術師部隊もレベル100越えが一人だけでは無理だろう
「それで、守備はいいかもしれませんが攻撃のほうは?」
「それは私に考えがある」
俺の言葉を聞き王様が名乗りを上げる
何か考えがあるのだろうか?
「もしかして冒険者ですか?」
俺が聞くと王様は首を横にふり否定をした
「『勇者の末裔』を呼ぶ」
そして王室は静まり返った
俺も声を出せないでいる、なぜなら――――
――――――勇者の末裔ってなに?
気になったのかマイが王様に質問する
「あの~?勇者の末裔とはなんですか?」
そうだよ。俺もわかんないよ
末裔も何も俺勇者だよ?結婚してないよ?
てか勇者って国によって変わるんじゃないの?
俺別に初代じゃないからね?
血つながってないよ?
「勇者の末裔とは昔魔族と戦争があったときに勇者と一緒に戦い魔王を倒した勇者パーティメンバーである」
え?それ勇者じゃなくね?
「それは末裔ではないのでは?」
リーナも気になったのだろう
「ふむ、その勇者が居なくなってから勇者の仲間がこの悪魔の日々を忘れぬよう、そして魔王を倒した勇者のことを忘れぬよう、自分の名前にその勇者の名前を入れたのだ」
・・・・あ、それって・・・
「なるほど・・それでその末裔の名前とは?」
マイが質問する
「ふむ、末裔の名前はエリア・ライト・シュードアである」
・・・・それ、俺やん




