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オーバーライン/海には

「オーバーライン」


海辺の駅のプラットホーム

降り立った僕の背を

そっと 潮風が通りすぎる


水平線の空のむこう

蒼さをにじませ思いやる

あの船のゆくさきを

あの雲のゆくすえを

見とどけるのだと 決意して


ラインを越えれば

ラインを越えたら


僕は

どうなってしまうと云うのだろう


海辺の駅のプラットホーム

潮のにおいのする風が

あたりをやわらかに包んでいた。


-----------------------------------


「海には」


かなしくなったとき

うれしくなったとき

つらくなったとき

たのしかったとき


なんでもないときも


足は自然と海へゆく


海には 故郷へとつながるみちがある

海では 私は素直になれる


見つめる海が変わっても

母なる海はかわらない


相変わらずのひとがいて

相変わらずのものがあって


海は しずかにすべてを

つつんでいる

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