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わびしさ/ただよふ

「わびしさ」


今、この時


握り締めた手の隙間から

さらさらとこぼれ落ちてゆく

一握の砂


下に降り重なることなく

流れゆく風にさらわれる


彼の誓いは何処へと

我が願いは何処へと

吹かれて飛んでゆくのだろう


---------------------------


「ただよふ」


花散りて 其は漂ひ

風吹きて 其は果てむ


雨なれば 其に打たれ

風なれば 其に流され

雪なれば 其に沈みて 

夜なれば 其に染まらむ


夢ならぬ 夢のいのちや


消ゆるは 忌といふなれば


あひもせず うきもせず

いつきもせず いとふこともなく

ただ 過ぎ行きぬる時の

一陣とこそならめ

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