マイフレンド
私の友達は素敵すぎて 優しすぎて
きっと私にはもったいない
人の言う青春時代に 私は何かを成したわけじゃなかった
生徒会に入ったわけでもなく
部活で目覚ましい活躍をしたわけでもなく
誰かと恋仲になったわけでもなく
表彰をされるようなこともなく
学校で噂されるほど 頭がいいというわけでもなかった
メモと本 折り鶴片手に
仲が良いのか悪いのかよくわからない人とつるんで
でも
ある授業の時だけ 私はいつもの自分でいれた
いつも一緒にいたわけじゃない 共通の話題なんて 多分なかった
ただ居心地が良くて 私の眉間の皺が自然と消えた
悪いことだと思ってた私が私でいることが
役に立つことが出来て 喜んでくれて 嬉しかった
それだけでも幸せなのに 私の趣味すら受け入れてくれて
私の子を認めてくれて イラストをくれて 褒めてくれた
合格を祝ってくれたことが嬉しくて
同時に別れを辛いと感じていて
ずっと続けたいって思ったから そう思ってくれたから
今もほら 続いてる
『何もしてない』 『話を聞いたうちに入らない』なんて 言わせない
だって だってさ
私 こんなに嬉しいよ
心配してくれることが申し訳ないって思いながら嬉しくて
味方でいてくれることに涙が出そうになる
『会おう』って言葉が 私の気力になっていく
画面の向こう 少し離れたところからくれる言葉一つ一つが
私の硬い筈の表情を緩ませる
声に出せない不器用極まりない私は
いつもこんな形でしかお礼を告げることは出来ないけれど
『ありがとう』
家族とも 趣味とも違う 私を私でいさせてくれる大切な親友達へ
当たり前のことなんて何もないから
この友情がどれだけかけがえのないものか わかってるつもり




