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無題5

誰かを思い出して、気にかけること。

届かないとわかってても、誰かを想うこと。


誰かに届けるわけではない思いは、確かに人に認められるようなものじゃないかもしれない。

でも、ここに確かにあるんじゃないでしょうか?


今 あなたは元気ですか?


口に出しても届かない どこにいるかもわからない誰かへと

相手が自分を覚えているかもわからない人へと

どうか この言葉が届きますように


なんて言っても

届くなんて思っていないのに

相手が自分に何かしらの好意を抱いているかさえ わからないのに

いっそ届かなくともいいとすら どこかで思っているなんて

矛盾する思いを抱きながら 『私』が私を笑う


あぁ けれど

矛盾の中にある『本当』はあって 私は『私』を笑い返す


私は今も あなたを覚えてる

あなたが私を嫌っても 私を拒んでも 私と会うことがなくとも

もう二度と会うことがなくとも

耳が声を忘れても

姿が変わり 互いに互いがわからずとも

あなたのことを覚えているということ

それがどんな思い出であっても

どうということのない日々の中で あなたを気にかけるほど好ましく思っていた

それはきっと 誰が否定しても変わらぬ事実




あなたは今 元気にしていますか?

幸せですか?

無理をしては いませんか?

辛くなって いませんか?


言葉が届かなくてもいい

想いが正しく通じなくとも かまわない

ただ『あなたを覚えている』 それだけを

届くかわからない多くへと



『誰』のため、『多く』としか称せない存在に。

届いてほしいようで、届かないとどこかでわかってる。

それでも抱いてしまう無駄かもしれないこの思いを、ここに在ることを証明したい。

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