表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/62

無題2

いじめに法律が出来た?

ふざけんな。

罪になったから 何になる?

謝罪をしたから 何だろう?

法律に 何の意味がある?

何かを払えば許される そんなわけがないだろう?


誰かに罰してほしかったわけじゃない

謝罪なんて欲しくない

法律に守ってほしかったわけじゃない


ただ なくなってほしかった

ただ あの中に入れてほしかった

ただ 当たり前に『友人だ』と言える存在がそこにあればよかった



なくて なくして なれなくて

周りで見ていた人間は 静かに遠ざかっていった

自分が標的になるのが嫌だったのか

はたまた いじめをされるような人間を嫌ったか

あるいはその両方だったのか


誰かに言って解決になるわけもなく 説教などに意味はない

上辺だけの言葉に中身はなく それがなくなるわけがなかった

つまり

『誰かに助けを求める』行為は意味を成した試しはないのだ



誰とも話さず 笑わずに

笑われ 拒まれ 独りきり

助けを求めて言われた言葉 私は今も忘れない

『される側にも何か原因があるんじゃない?』

もしあるのならそれはきっと 私が私であったこと

死を望んで 行動し 刃物をこの身に突き付けても

不可思議なことに止めるは 加害者ども

私を嫌って お前たちがしたことだというのに

笑みと涙が止まらず まるで気が触れたよう

しかし 結局私はいまだここで 呼吸を繰り返している

それが現実で 真実

死に損ね 人との関係をうまく作ることも出来ない

馬鹿な人間だけが残った

そして その不可思議なことを 教師の誰もが知らなかったという

呆れを通り越して 笑いすらしてしまった




『死んで 何になる?!』

何かにはならない

だが死ねば いじめという現実からは逃避できると思っていた

なくなりなどはしないものから 自分から逃げるための手段の一つだった

物理的に距離を取っても それはなくなってくれないのだから



『見返してやれよ!』

見返す?

否定された人間が前向きにそんなことを考えられるわけがない

自分が誇れるようなものすら笑われて 居場所すら踏みにじられて

趣味すら笑いのタネで かつての友人とは距離ばかりが空いていく



『悪い所なくせばいいじゃん』

この言葉には 何も返せない

理由もわからず わかりたくもなく

もう いつからかもわからないほど当たり前に いじめはそこにあった

悪い所をあげるなら 私と彼らの巡り会わせが悪かった

神様でもなくしてください


その言葉たちはみな どこかで聞いた言葉だった

実際に面と向かって聞いた言葉だったか

人を介して聞いた言葉だったか

あるいは 画面の向こうの言葉だったか

もうわからない



一生 脳裏に焼き付いて離れない

変わることを恐れさせ 人を真正面から見ることが出来ない

誰かを頼ること 信じること 傍に寄って笑うこと

けれどまた 裏切られたら?

その笑顔が 言葉が嘘だったら?

『好きな人の笑顔を見てるだけで幸せ』

それこそ嘘だった

けれど その嘘はいつからか本物よりも重い物となって 自分を変えた

あなたの笑顔が好きだから 私は傍には行かない

決意にも似た 不安と悲しみを苗床にした腐りきった種から芽吹いた感情

そしてその芽は 花となる前に茎から折れて なくなるだろう

立とうと必死になっても 支える根などありはしない

どれほど枝を広げても 距離感のつかめないその枝は

周囲にただ 新しい乱れを生むだけ


滑稽すぎて 笑えてくるだろう?

暇つぶしにしか過ぎなかった

戯れにしか過ぎなかった

人生の中でたった数年間が 人を狂わせる

表面上取り繕って それはいつか異変となって帰ってくる

壊れた自分を自らの手で粉々に壊すために

周囲など見渡す余裕もないほど

それぞれの表現で 自分を壊していくんだ


それでも、助けてくれる人だっていることも知ってる。

けれど私は、そんな人たちにだってうまく触れることが出来ないんだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ