表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/62

書くこと

書きたくなった

いつからだろう?

きっかけだった『見返したい』という気持ちがなくなったのは

気づけば私は

『書くこと』を好きになっていた

多くのキャラクターを

たった一つの道具を

一つの名前に多くの意味を込めて

物語の難しさに触れて 作家の偉大さを知った

すべてが楽しいばかりではなかったけど

好きになって やめられなくなって

挫けそうになっても しがみついていた


私は初めて 誰かに強制されない趣味を持った


たった一枚のボロボロのノートの切れ端

何度も何度も消して 横線を引いて

それでも気に入らなかったら

同じ場面を飽きもせずに書き直し続けた

誰にも見せないつもりで書いた 私の作品

私だけの世界 私の夢 私のお城



一度目の挫折は 兄からだった


私よりもユーモア溢れる兄が書く物語

そこで一度 私は書くことから離れた

私にユーモアのセンスはない



二度目の挫折はその直後

本当に最初の物語を 強引に終わらせた時だった


書き上げて思い知る 自分の力量

調べていく上で思い知った 自分の知識不足

全てが足りないと 己を責めた

それ以外 矛先がなかった



それでも私は 未練がましくしがみついた


『長文を書けないなら 思いのままに書いてみる』

詩を書こうとした始まりは 物語からの逃避

それはある意味 正解だった

私は自然や気持ち 情景 物を題材に思うがままに書き続けた

全てに感情移入をし 人を遠ざけ 自分自身すら文章のための題材にすぎなかった

どうせ 誰も見ていない

どうせ 誰にもわかりはしない

どうせどうせどうせ

醜い己すらも 私にとっては詩の題材

そんな私に あの子がくれた

『凄い』

たった一言が 私にここまで来るようなきっかけをくれた


笑われると 思っていた

バカにされると 思っていた

『それは違う』と 否定されると思っていた

そのたびに 胸には穴が開くような痛みが走っていた

私が悪いのに 私が書いたというだけでこの子たちも否定される

悲しかった

私さえいなければ いつも思っていた



投稿を始めても それは変わらない

どこだろうと 何だろうと

痛みはいつも同じで 今も変わらなくて

『私は私のために書いてる』

『万人に理解されるなんて 出来るわけがない』

頭では わかってる

でも 痛い

たった一言が たった一つが

私を削って消していく


書くことも 投稿も 感想も 評価も

そこから生まれる喜怒哀楽 物語の展開

全部 書き手にしか わかりっこない

書きもしない人間には 一生わからない

わかるなんて 言わせない

『書き手として~』なんて語る日には 鼻で笑ってやりたくなる

書き手だって人間で 自分の作品を守りたい

自分の心を守りたい

そう願って 何が悪い?

そう思って どこがおかしい?


だから私は 許さない


ただ批判だけを 評価だけをする人間を絶対に許さない


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ