表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/62

曖昧

だいぶ間が空いてしまった・・・・

そして暗い。以前書き溜めたものを放出しているだけなのに・・・

「絶縁」



仲直りの方法なんて知らない

喧嘩をしたときは それっきりの人が多かったから


喧嘩なんて 未然に防ぐようにしていたから


喧嘩なんて するような人がいなかったから


喧嘩じゃなく 一方的な説教だったから


本当に気が合う人とは

ぶつかり合う内容すら見つからないほどに 仲が良かったから


謝って済むことじゃなかったから


謝っても無駄だと知っていたから


私が悪いなんて 欠片すらも思えなかったから


本当に仲直りしたかったら

私はもう その方法を実行に移しているだろうから


そう思わない?

実行しようとも したいとすら思わないくらい

私にとって あれはどうでもよかった

早々に壊れてしまえばいいと ずっと願っていた

あの妙に長引いてしまった 常にもたれかかってきたあの縁を

私は絶ち切ってしまいかったのさ




「○年」



数年ぶりにあったあの子に

私は何て声をかければいいのかが わからなかった


人づてに 転校生の名前を知った時

『まさか、ね』と泣き笑いに近い表情を 私はしていたことだろう

同姓同名なんて珍しくはない

もうずっと前に別れ 会えないとどこかで諦めていたから

好きだったのかもわからない ただ忘れられなかっただけ

それだけで


でも それは想像していたあの子で

嬉しくて 怖くて 不安で 声をかけることが出来なかった

そして

ようやく声をかけた時 わかってしまった

あの子にとって私とは

悲しいけど 大勢いた人の中の一人にすぎなくて

私が思っていると同じ思いは抱かれていないことを知った

それが正しいことだと苦笑しながらも 心の片隅にわずかな痛みがはしっていた


私は会えなかった時間の中で あの子を美化しすぎていて

自分自身が変わってしまったことを 棚に上げていたのだろう

時は平等に流れて 変わってしまうことは当たり前だというのに

それでも

相手に『変わってほしくなかった』と望むのは エゴだろう

もう誰にも埋めることはできない ぽっかりと空いてしまったこの空白の時間

私はその時間が憎くて 悲しくて

そう思うことしかできずに ただ立ち尽くした






「優しさ? 甘さ?」



いつからかはわからない

人に優しくするということが 私にはよくわからなくなってしまった

自分が『したい』と思ったからする筈のことだった

その筈だったのに

自分自身の考えに雁字搦めになって

私は 何もできなくなってしまった


何故だろう?

あんなにも簡単だったことが

損得 躊躇い 羞恥

そんなことを考えるようになってから

私には『優しさ』がわからなくなってしまった

礼儀は尽くす

友人は大切にしているつもりだ

だが

これは『優しさ』ではなく 『甘さ』なのか?

その明確な違いは何だ?


わからないんだ 私には

自分自身がする行為が 本当に『優しさ』から生じているものなのか?






「ささやき」



周りが騒げば 騒ぐほど

ほら お前はたった独り


周りが楽しむほど

お前の中は お前の『心』って奴は冷めていく

それなのに お前は独りであることを嫌っている

どうしてだ? あそこが怖いんだろ?

あそこに居ることが苦痛で

まるで世界から切り捨てられたかのような自分自身すらも 嫌なんだろう?


わかってんだろ?

お前は人といることが楽しくなんてないし

独りのほうが傷つくことはない

だからお前は 常に自由であることを求めてる


なぁ 気づいてるんだろう?

お前はこの世で 己という存在が何よりも大事で

自分という世界を 守ろうとする

周りを想う素振りは その閉じた世界をより強固にするためのものだってな


お前は独りさ

ずーっとな

誰かが手を伸ばしても

お前はその手すらも恐怖して 握り返せやしない

自分が傷つくことが お前はどうしようもなく怖いのさ

その逆の手には 自分を傷つける刃物があるんじゃないかって

不安でたまらないんだろう?

臆病者なお前を 誰も信じられないお前を 一体誰が信じるっていうだ?

家族にすらわかってもらえない 見てもらえない 望んでもらえなかった存在なんかを

誰が見てくれるってんだよ?

なぁ? 『私』






「歪なモノ」




私は替えのきく人間

 それは誰を見て思ったのかは わからない

必要とされない存在

 それをどうして考えてしまったのかは もう覚えていない

頼られもしない

 そう思うようになったのがいつなのかは 黙秘する


そんな事実の数々を理解して 絶望して

ただ現実から逃げるためだけに

私はモノを作ることに集中し続けてきた

うまくはない 不器用な自分そのものが形になって表れてゆく

自分の中の不確定な感情ばかりが

まるで出口を見つけたことを歓喜したかのように形になってしまう

それでも

自分が否定されない何かを求めて

自分を必要としてくれるどこかを探して

こんな自分に頼ってくれる誰かに出会いたくて


人は私を必要としてくれない

でも

人が『歪』 『下手』 『何コレ?』と笑っても

評価をすることがなくても

私自身が作ったモノは 私を必要としてくれる

だから私は

純粋に私だけを必要としてくれるモノづくりをやめようとは思わない


もし

もし 本当に誰かが私を必要としてくれるのなら

私はきっと バカみたいに一途にその人に協力するだろう

それがたとえ 嘘偽りだったとしても

私は一度信じたその人のために きっとなんだってしてしまう


あぁ 私は

なんて 歪なんだろう


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ