表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/62

孤よ

前書きを書かないと以前書きましたが、今回はタイトル説明を。

『孤』

意味:①両親のいない子。みなしご。

   ②ただ一人であること。同類のものがいないこと。一人ぼっち。(広辞苑より抜粋)

タイトルは②の意味をいただいております。

「考え方」



一人でいるってことは

そんなに悪いことかねぇ?

そりゃぁ 一人でいることは寂しいし

辛いときもあるだろうが

それは本人が思い 考えることであって

他人が言っていいことでも 言うべきことでもないんだよ

一人ってのは 気楽さ

自分のことだけを考えて したいことをやれる

とても 楽しいだろ?


いや

一人でいることを肯定してるわけじゃないさ

ただ ね

一人でいることの 『全部が悪い』って言うのは

少しだけ 違うと思う

一人でいることの利点 欠点

大勢でいることの利点 欠点

人は少しだけ 一人でいることへの欠点ばかりを指摘しすぎているよ

でもそれは

正解でもあり 不正解

誰もが『正しい』なんて言えない 終わることのない論争なのさ






「泣き声」



泣く声が聴こえた

ここじゃない どこかで

誰かが泣いている

どこの誰かもわからない その声の主を

私は探していた


何故 そうしたのか

そうしようと思ったのか

自分では全然わからない

でも

誰かが流しているだろうその涙を 止めたかった

性別も 年齢も 容姿も 性格も

まるでわからない誰かを

笑顔にしたかった

笑わせた後に ようやく名前を聞いて

友達になって また泣かないように

そっと 傍に居たい

その誰かが嫌がって 自分から私の傍を離れるまで

私はその誰かさんに 笑顔でいてほしいと願った






「涙」



泣いたって無駄なことを 僕は知っている

だから

僕は人の前では 決して泣かなくなったんだ


泣いたって 世界は変わらない

現実は 一ミリだって変化してくれない

その涙の理由となった奴らに その痛みはわからない

泣いている僕自身だって

零れる涙の意味なんて うまく説明できはしない

でも

その涙を笑う人間はいても 手を伸ばしてくれた人なんていなかった

名も知らない人が 僕を指差して笑って通り過ぎてゆく

生きることが苦痛で 呼吸することが罪

僕が僕であることは こんなにもあってはいけないことだと受け入れていた


でも もし

こんな苦痛溢れる世界の中で

本当に共に居たい 会いたい 会ってみたい 理解したい

そう思える人たちに

笑うことも 泣くことも 楽しいことも 辛いことも

過去も 感情も 全部わかちあいたいと願える人たちに逢えたとしたら

僕は 変われるのだろうか?

僕は 人並みに前向きになれるのだろうか?

人を愛せるのだろうか?






「蝙蝠」



遠いことを願った兄と私は こんなにも近く

苦手と思っていた姉は私に こんなにも優しかった

近いと思っていた兄と私は 内面的な考えが次元から違い

他人が半身と呼ぶ弟を私は 心のどこかで疎んでいた


私の精神は 酷く極端だ

老人のような どこか悟りすら開いているような部分があり

時々

ただの子どものような ごくわずかな人しか知らぬ幼さを見せる

誰かを『嫌いだ』と 『苦手だ』と感じる一方で

どうしても 嫌いな人間すらも縁を切ることに躊躇う馬鹿な自分

『信じたい』 『信じられない』

『全てが怖い』 『でも 一人も怖い』

矛盾する思いが交差して どこにもいけずに学校の中でも浮いていた

それは水の中に紛れた 少量の油のようで


兄弟の中でもそう

誰の話も聞き 誰の言うことも聞く

ある意味で全員の考えを知っていたのは きっと私

兄弟の中で行ったり来たりを繰り返し 自分が『どうすればいいか』をずっと悩んでいた

でも その中で

自分が『どうしたいか』もわからないまま


私は全てが中途半端で

誰かに合わせようとしながらも 失敗して

それはまるで童話にある

獣と鳥の間に挟まれてしまった 蝙蝠のようだった






「狂い」



誰よりも先に

私は狂ってしまいたかった


バカみたいに叫んで

急に泣き出して 笑いながら

可笑しくなったように 踊りだしたかった


理性なんてなくして

どこからか 飛び降りてしまいたかった


感情なんて消して

ただ淡々と行動を行う ロボットのようになりたかった


自分の存在を否定して

誰もいない樹海へと 姿を消してしまいたかった


私は

私は・・・・・

まだ 生きているのか?

まだ 狂っていないのか?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ