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柿色のセカイ  作者: 萩乃
21/45

意味不明

「で!?で!?そこからどーなったの!?」





私の朝風呂時間に、2年の女子が集まってくる。





「別に・・・」





「え!?そんなワケないでしょ!?郁人くんかぁっこいぃ~!」





どうやらさきほどのことを迫ってきているようだ。





はぁ、女子とは情報が早い。





「で、バスケしたいって言ってすぐ消えたわけね。」





隣にいるうぇぼしーが無表情で話にのる。





「そうゆうとこ。急でびっくりした。」





「んで、好きなったの?」





「は!?」





「なったの~?」





「いや、ならない。意味不だもん。」





そっぽを向いてお湯をかき混ぜる。





「ふーん」





























「それでは1時間頑張ってください。」





先生の合図とともに、全員がざわめきを起こす。





今から1時間だけ勉強をする、合宿では普通のことだ。





「柴田ー」





郁人が恋の肩を叩く。





「これ何て読むの」





「・・・・」





どうやら漢字が分からないようだ。と、いうか。





「意外と普通だね」





「え」





「さっきさ、なんか―・・・





「あぁ、いい!忘れたいんだ!あの俺のキモさを!!」





「うん、まぁ忘れたいだろうね」





「の、前に誰かに知られたくないし」





「結構皆知ってるよ。」





「はぁ!?」





驚いてシャーペンを落としている。





「誰か部屋の前通ったときに見たらしい。」





「・・・情報早っ!」





「ね」





郁人に漢字を教えながら、イチゴオレの吸う。





誰かの視線を感じた。





誰だ?





辺りを見渡す。





振り向くと、3つ後ろの机に、真白がいた。





にっこりと見せる笑顔に、不快な思いを感じる。





「真白が見てる」





「え」





郁人が恋が見る方向に向く。





「おー、真白ー」





郁人が真白に大声で呼びかける。





笑顔を見せる彼女。





そんな彼女を、雄太くんが真剣な表情で眺めていた。


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