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柿色のセカイ  作者: 萩乃
14/45

予感

「郁人・・・・」





「ぁあ?」





「昨日の夜さ、部屋へ戻る時に近くにおったか?」





昼食中に郁人に迫った。





昨日の夜、誰かが見ていると落ち着きなくてしかたがなかった。





きっとそれは郁人だと思って。





「しらねーよ」





「え?」





え、違うの?





「俺は一番最後まで夕食の片付けしてましたー。」





「あ、そうなんだ。ならいいや。」





ほーほー安心。





「おいコラ、いいやじゃねーよ、俺が昨日どれだけ苦労して皿を洗ったか分かっているか」





「うん」





「分かってねーだろっ!」





まぁ昨日何も片付けずに戻ったのは悪かったか。





「いや、ごめん。本当。私も混ざって片付ければ良かった」





「マジで思ってんのー?」





「マジで」





しつこいなー





「マージーかー!?」





「そこ、食事中ですよ。」





由香さんに怒られた・・・・





「郁人のせいで怒られたジャン!」





「しらねーよっ!」





「黙ってくれる」





「・・・・・はい」





ヒー、すいません。ってか郁人と一緒に返事しちゃったじゃんか。





「ねーねー、何気に柴田さんと新山くんって仲良いよね。」





「あ、それ分かるかもー」





「ぶっちゃけ羨ましいわ。」





「あの皆の王子様だよ!?いいなー」





後ろでコソコソ話す声が聞こえる。





そんなにいいのか?





私には分からん。





「柴田」





「え?」





郁人だ。





「今日はレクリエーションで、キモ試しあるとさ。」





「・・・・え、あ、えー!そうなんだ!楽しみぃ~!」





うそだろぉ!?嫌だっぁぁぁああ





内心嫌なんだけど。





はぁ





今夜はどうなるんだ?





何か皆には分からないだろうけど、





嫌なことが起こりそうな予感。



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