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赤く輝く月
私は中学3年 ♂
その日、日直だった私は一人遅れて教室を出て帰路につく・・・。
私「あぁ、独りで帰るとか寂しすぎる。日直なんて面倒くせぇ・・・」
その時、私の近くをとおりかかった美しい女性に視線がいき、前にある工事中でふたのとれたマンホールには気付かなかった・・・。
ボコッ
痛っ なんだよもぅ
何時間・・・ぃゃ何日たっただろぅ
私は目が覚めた。
私「ん? なんだここ」
目の前に広がる見たことも無い光景・・・沼、腐れ木、やせ衰えた土地・・・。
中でも異様な程に不気味な赤い月。 それはここ一帯を照らす唯一の光源。
私「ちょw 待て。 笑い事じゃなぃぞ 何もなぃ。さっきまでいた所と全然違うじゃねぇかよ」
私は驚きを隠せないまま、赤く照らされた獣道を抜けゃっとひとけのある街らしき所に着いた。
私「おぉ あるじゃねぇかよ 街が。」
安心して街をぶらぶら歩いてみるが人が見当たらなぃ。 夜・・・なのか?
そう思った瞬間、背後に気配を感じた私はさっと振り向き相手を確認するかいなや、気絶して倒れてしまった。