空色パレット 霧の都ロンドン編
空色パレット2
霧の都ロンドン編
「ねぇシロップ」
「ふうぉ〜〜〜」
「ここどこ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
忘れていた私は下界の言葉を知らない
あとなぜかすぐ道に迷います
ここはどこでしょう〓 まずここはロンドンなのですか?
少なくとも下界ではあるのですが
ホテル探さなきゃ
その前に・・・
「誰か助けて〜〜〜」 って言って来るわけないか
はぁ〓〓なんとかしなきゃ
というわけで
「シロップすごい〜」 シロップはミストバード
道に迷うことは絶対ない
私は助かるのだが
「ホテルはすでに予約されていたはずだから」
「welcome」
「えっはい?」
「thanks please guide my room」
すかさずシロップが答える
「understand」
スーツをきた人も答える
というわけで部屋に
「ちょっとシロップあんたなんで下界語わかるの?」
ここからシロップの言葉を自動翻訳します
「下界語ではない英語だそれに俺は鳥類語学学校を卒業してる全世界の言葉を話せるぞ」
私シロップの学歴初めて聞いた
それにしても・・
「なんで黙ってたの?」 「かなり前に言ったお前が聞かなかっただけだろう」
「ぎくっ」
「心あたりあるようだな」
「すみません(;´д`)」
「それで今回どうするんだ」
「えーと霧の都にて連続殺人解決し犯人を抹殺せよだって」
「難しいなぁ」
「えっ」
「この新聞よみなって言ってもわからないか」
「うん・・」
「これによるとかなり広域にわたって起きてるようだまともに探すのは犠牲者を増やすだけだ」
「うにゃ〜〜」
「要するに何かいい探しかたがなきゃかえって危険だ」
「どうしよ〓」
「バニラ図書館へ行けるか?」
「えっ」
「ここ最近の新聞が見たい」
「わかった明日ね」
「そうだな少し寝よう」
・・・・・
翌朝
「起きろ〜〜シロップ」 私は宿り木をゆらす
「わかった起きるからゆらすな」
「朝ごはん食べよ」
「えっまさか」
「うん自家製バニラアイスクリーム」
「いやだぁ〜〜」
先に言っておこうバニラの料理には殺傷能力がある
「遠慮しない〜〜」
「むぎゃあ〜〜」
朝からいつもこんな感じ
「じゃあバニラ図書館に行こうか」
「いや私は他にちょっと気になることがあるんだ」
「ん、めずらしい」
バニラは滅多に単独行動はしない
「それじゃまたあとでね〓」
無駄に明るい
ロンドン国立図書館
シロップ
姿を消せるのはミストバード特有の能力 空気を司るため自分の回りの空気をねじ曲げ 蜃気楼を作り出すなど造作はない
最近の新聞を読んでる人の前にくる
最近の被害者は5日前6人目 ホワイトチャペル地区 10代の女性
写真が載ってないところをみると相当酷い有り様だったらしい
この場合現場に行くのが正しいだろう
イーストエンド ホワイトチャペル地区に
3番通り
空からだとすぐ着く
「ん、あれは」
あの黒いベストにひらひらのミニスカート
星の髪飾り
「バニラ先に来ていたのか」
「シロップは遅かったのね」
「バニラがいるなら早いな 過去を見れるお前なら犯人がわかるだろ」
「無理よ」
「えっ」
「タイムロスがかけられてる」
タイムロス 星界の時間を操る術式が使えなくなる
「全ての現場とその周辺にかけられてるわ」
「よくわかったな」
「最初に来たとき身体がピリピリしてねそれよりこの事件の犯人」
「まさか」
「うんたぶん能力者」 「厄介だな」
「私たちのことも知ってるはずよ注意したほうがいいわ」
「ホテルを変えるか?」 「うーんそれはばれてないと思う」
「なんか根拠あるのか?」
「ないっ勘」
「勘かよ」
「女子の勘はよく当たるよ」
「バニラはまだおちびさんだろ」
ぷち
あれ なんか切れたような
・・・・・・
関節があらぬ方向に向いてます
「シロップ〓次胸の成長不足のこと言ったら本気で殺すよ」
「すみませんでした」 「まぁいいや」
「相手の居場所わかるのか?」
「難しいかな、ここからさきへのヒントもないし」
「そうか・・」
完全に手詰まりになった
「でも代わりに・・」
バニラは一枚の紙を開く
「これは報告書じゃあ・・ってロンドン警視庁〓」 こいつ今まで警視庁に行ってたのかそれで地図をよく見てたのか
「あんな警備大したことないよ」
おいロンドン警察こんなちび娘に負けるなよ
「そもそも私状態変化使えるし」
成る程そりゃどこでも出入り自由だな
状態変化・ 星界の古来の呪術 身体を個体 液体 気体 に変えられる
より強い術者だと中間 流動体 などにもなれる 古代の星界には第四形態 第五形態もあったらしい
バニラとシロップは
一旦ホテルへ
(人目につかないため)
「見てシロップこれが一番新しい犠牲者」
「それにしてもよく見つけられたな英語知らないくせに」
「これ・」
バニラは似合わないレンズを出した
「サージュレンズ〓」 かけるだけでどんな言葉でも読める
(読むだけ聞いたり話したりは出来ない)
「成る程それでなにか変わったことは書いてないようだが」
どう見てもただの報告書 新聞と書いてあることは同じようだ
「所詮鳥ね同じだから変なのよ」
「は?」
なに言ってんだ
「警察がマスコミに包み隠さず全て話すと思う?」 「そんなわけない」
「でしょだけど新聞と報告書は書いてあることが同じつまり・・」
バニラは報告書に手をかざした
眼を閉じてなにか小声で言うと
報告書の文字は別の文字に変わっていく
ものの数分で全ての文書が書き換えられた
「これが実際の報告書」 「まるで書かれてることが違う」
「事実を隠ぺいするために誰かが書き換えたそして疑われぬようにマスコミに公表した私からしたら偽物と言ってるようなものだけど」
「まさか警察が犯人と通じてる?」
「それはないと思うよ」 「なんで?」
「隠ぺいしたのは警察にとってまずい事実があったからそれに書き換えたのが犯人なら誰かが気づくよ」
「まずい事実?」
「よくわからないけど犯人に関することのはずだと思うかな」
「じゃあ読むよ」
「うんお願い」
「4月6日第五の犠牲者が出た被害者はジェン・ホフキンス20代男性 殺害現場 不明 汽車の炭水車から発見 全身に鋭い切り傷 全関節脱臼 一連と同一犯と見られ 致命傷は心臓を一突きほぼ即死 」
「何か隠すようなことはないと思うが」
「その下」
「またこの手口は伝説の殺人飢切り裂きジャックの物と思われるってまじで〓」
「わかったでしょ隠した理由がこの事件はロンドン警察の手にはおえない」 「市民の混乱を招きロンドン警視庁の信用が落ちれば犯人の思うつぼだしな」
「警察は使えないわ」 「あてにはしてないがな」
「邪魔されないようにしなきゃね」
「だとしたらうごくのは夜になるな」
「そうねじゃあ私寝る〓」
深夜12時
「バニラ起きろ〜〜」 あれっバニラは
ベットは空っぽ
まさか 犯人に拐われたのか〓
ガチャッ
「あれシロップどうしたの?」
「っていたのかよ〜〜〜〜〜〜〜」
「うんシャワー浴びてた〓」
「のんきだな〓」
「身だしなみは女子の魅力をあげるんだよ」
「どうでもいいからはやく服きろ」
「はーいだからとっとと出てけ〓」
まつこと少し
「お待たせ」
「とりあえず上から探そう」
「はーい〓」
「なんでそんな元気なんだよ」
「おいで」
うん?バニラにつれられ屋根に上がる
「ここが霧の都ロンドンだよ夜になるとスモックが発生するの私このミステリアスな空気を大好き〓〓〓」
「そっか一応女子だもんな」
「一応は余計だよ」
この町のどこかに残忍な殺人鬼が潜んでる
星界は犯罪者をけして逃さない
切り裂きジャック
必ず抹殺する
「うん〓頑張ろう」
「それじゃあ行くか」 「うん」
俺とバニラは歩き出す 霧の中へ
空色パレット
霧の都ロンドン編 完
「作者さん私の出番多すぎるよ」バニラ
「俺がやっと吹き替えで」 シロップ
というわけで今回はバニラとシロップの二人の謎解きアドベンチャーになりました 予告ついにバニラが切り裂きジャックと遭遇
星界の闘いがいざ始まる
次回空色パレット
霧の都激闘編
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堕天使
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ジグソー