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恋についての全てを私は知りたい。 〜癖強JKが超能力で男子の心を読み恋を知る〜  作者: 向夏夜なくの
一部 三章 恋が人に与える影響について

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第28話 クリスマスケーキとデート

──先輩達を仲直りさせた翌日、教室、お昼休み


三花ちゃんの近況が気になっている私は、同じクラスの彼女に話しかけに行くタイミングを自席から伺う。


彼女の周りにはいつも二~三人の女子が居て楽しそうに喋っている。そいつらも一応同じクラスなのだけど、苗字以外何も知らないし近づき辛いんだよね。


私が行くと場がしらけて迷惑がかかるから、考えなしに話しかけに行ったりはしない。


自席から遠くにいる彼女を眺めて、話しかけられたいオーラを出す。そうすると、オーラに釣られた三花ちゃんがやってくる。


これまではそんな感じでやって来たけれど、今日は不思議と話しかけに行きたい気分だ。


用事もなく私用で誰かに話しかけに行こうと思うなんて、今まで一度も無かった。

思えば、太陽君と出会った頃くらいから、やけに活動的になったような気がする。


もしかして、太陽君の観測分体で何かされてたりするのかな?


そもそも太陽君の観測分体って何が出来るのだっけ。近いうちに聞いておかないと。


仮に何かされているとしても、きっと大したことは無さそう。だって、彼氏も友達も出来て、最近はまともな人間になれてきているような気がするから。


太陽君は私を裏切るようなことはしないし、何かされているという証拠もない。

それに、私は最近の人生に満足出来ている。


そんなことを考えながら、ジーッと自席から教室の遠くに居る三花ちゃんを見つめ続ける。


三花ちゃんは唯一の親友だけれど、三花ちゃんからすれば私は友達の一人に過ぎない。昔からの知り合いなので、今彼女が一緒に話している女子達よりも、私のことをより大事な友達であると思っていて欲しい。


――うーん。


やっぱり、今日はどうしても話がしたい。

このまま待っていても取り巻きの女子が退きそうも無いので、少し近づいてみることにしよう。



三花ちゃんの一つ後ろの席が空いているので座る。


決して、あの女子三人の話に割って入る度胸が無いからではなくて、三花ちゃんと友達との話を遮っては失礼だから。

いつ終わるかは分からないけど、多分このまま待っていれば、良きタイミングがあるはずだ。


じーっと。

三花ちゃんを後ろから凝視する。


何気なく座ったものの、私がここにいる異物感が凄い。同じ型の椅子なのに、自席のそれとは全く別物に感じる。


誰の席かも覚えてないし、席の主が戻って来たらどうしよう。

とは言え、何も出来ることは無い。


三花ちゃんの後方七十センチから、彼女の背中を穴が開くほど見つめ続けていると、取り巻きの女子が私の視線に気づいた。


「ねえ、三花?何かガン見されてるけど。恨みでも買ってる?」

「え?って、ああ。結姫じゃん。目線がキツいのは、いつものことだよ」


私って目線キツいんだ……。

やっぱり来るんじゃなかったな、自席に帰りたい。


でも折角来たから、声だけは掛けていく。


「三花ちゃんとちょっと話したいけれど、無理そうだから帰るね。今日こっちの部活来ない?他のみんなも来ても良いよ」


矢継ぎ早に用件だけを告げると、三花ちゃんは取り巻きの女子三人で相談をし始める。


「部活があって行けない」とか、「誰だっけ?」とか、「そもそも何部なの?」とか、そんなような会話が数往復している。


正直言って今日の部活は舛谷先輩のケーキがあるんだから、三花ちゃん以外来ないで欲しい。分け前が減ってしまう。


みんな居る手前、誘いはしたけど……分かるよね?そういう想いで、来るなオーラをさっきから出している。


すると、ようやく三花ちゃんが私に話しかけてくれた。


「結姫ー、大月君と二人で作ったのって何部だっけ?チワワ部みたいな名前だったよね」

「そこまで可愛くない」

「じゃあ、ちくわ部?」

「食べれないから」


三花ちゃんに茶話ちゃわ部って言ってなかったっけ?


「あ!思い出した!茶話部だ!」

「ってかさあ。大月君と二人で?もしかして付き合ってたりするの?」

「ま、まあ。そうですけど」

「「へーーえ!」」


ろくに話したこともない友達の彼氏を知っただけで、よくここまで盛り上がれるものだ。


このノリ、この空気。嫌いです。


私は取り巻き人間の話のネタになるために太陽と付き合ってるんじゃない。やっぱり三花ちゃん以外と話すんじゃなかった。もう帰る。


「じゃあね三花ちゃん、部活で待ってるから。他の人は来なくて良いよ」

「りょー」

「私たち短時間でめっちゃ嫌われてて草」

「大丈夫。結姫はちゃんと話すといい子だから、人見知ってるだけだよー」


はあ、やっぱり人と話すの向いてない。

少しはマシになったと思ったのだけど。


まあ別にいいや、三花ちゃんも彼女達にフォローしてくれてるし。

実際、取り巻きのこと嫌になったし。


私には、三花ちゃんも太陽君も秋見先輩もいるんだから。それ以外は無くても良い。

結姫ちゃんは相変わらずで、将来心配です。


まだ全然駄目ですが、自席から話しかけに行ったり、形式上は誘ってあげるなど若干成長している箇所もありますねー

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