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恋についての全てを私は知りたい。 〜癖強JKが超能力で男子の心を読み恋を知る〜  作者: 向夏夜なくの
一部 三章 恋が人に与える影響について

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第27話 恋人関係が終わる時?(8)

舛谷先輩は、事態を分かっていなさそうに茫然としている。


私は一体、どこを見れば良いの?

先輩達は熱々過ぎて直視できないし、太陽君の方も何となく見れないし。


視線の遣り場を失っていると、秋見先輩が「キスなんて何でもない」という感じで話す。


「この際、付き合い再開の条件を追加しようかなー。手を怪我したお詫び貰って無かったし、甘いものが食べたいかも。クリスマスも近いしケーキとか。結姫ちゃんもお詫び、必要だと思うよね。結姫ちゃんの意見に従うよー」

「これは、ホールケーキレベルですね。私も食べたいので、この部活にホールケーキ差し入れでお願いします。いいですよね、舛谷先輩?」


秋見先輩の提案を断る理由もないから、便乗させて貰った。

私のお陰でお付き合いを再開できたのだから、ホールケーキの三分の一くらい貰えても良いよね?


「ああ、分かったそれでいい。いつものケーキ屋に買いに行くぞ、明日でいいよな」

「流石に今の今からと言うほど鬼畜では無いよー笑。それで許しましょう!」


秋見先輩は、みんなの心に残るくらいの可愛いニッコリ笑顔になる。


私が男の子だったら、こんな女の子離したくないかも。今まで秋見先輩と付き合って来た男子、どうかしてるよ。

クズ男ばっかりだ。


太陽君はどこか不安そうな顔をしているけれど大丈夫。私の権限でケーキの八分の一は確保してあげるから。


って、そういう不安じゃない?

舛谷先輩の奢りだよ?


あっと、ケーキに話が逸れて忘れるところだった。私は机から一枚の紙を取り出す。


「交際再開がほぼ決まったところの先輩方に、お願いがありまして。この紙に名前を書いて欲しいのですが……」


創部届を差し出す。

秋見先輩には事前に話をしていて、舛谷先輩との問題を解決したら部活に入っても良いと言う事になっている。


「うん、覚えてるよー。茶話部に入ればいいんだよね」


創部届に三人目の名前が記入される。

やはり小さめな丸文字だ。


創部には四人必要なのであと一人。

そしてここに部活を辞める人が一人居る。


つまりそういうことだ。

全くもって、私のシナリオ通り。


「舛谷先輩、知ってますか?創部には四人の生徒が必要なんですよ」

「何でそんなことを俺に言う?」

「ちょっと困ってまして。部員が三人しか居なくてですね、廃部の危機なんです。手伝って貰えます?」

「はあ?なんで俺が……って、愛可はどう思う?」

「結姫ちゃんの言う通りにすれば万事良いよ」


秋見先輩は、もう明日のケーキのことしか考えてなさそう。


「いつもの適当判断やめてくれよ。もうちょっと考えてくれよな」

「結姫ちゃんが説得すればいいじゃんかー」

「分かりました。まず、活動は基本的に週一か二なので、そこまで勉強への影響は無いかと。来れば秋見先輩とも会えますし、勉強で分からないところがあれば私が教えてあげます。来ない理由がありませんね」

「企比乃は一年だろ。俺らは二年なんだから勉強を教えられる訳無いよな」

「大丈夫です。教科書貸してくれれば早勉しますので」

「早弁?」

「違います。私が一年先の勉強をするという意味です」


舛谷先輩は疑いの目を私に向ける。


私を疑いますか、そうですか。ならば受けてたちましょう。


「適当に問題を出してみてください。ですが、舛谷先輩が理解しているものでお願いします」


舛谷先輩は「そこまで言うなら」と、通学バッグから数学の問題集を取り出し、ページをペラペラとめくる。せいぜい難しい問題をりすぐっているのだろう。


舛谷先輩は適当な文章題を私の前に差し出す。


「解いてみろ」

「わかりました」


私は、舛谷先輩の心を読む。


『この問題の途中式と答えを教えて』


すると、舛谷先輩の記憶を介して、答えが鮮明に脳裏に浮かび上がる。


まるで舛谷先輩の脳のリソースを使って、代わりに問題を解いて貰っているようだ。彼がどういう思考回路でこの問題を理解したのかまで一瞬で把握出来た。


それに今、解説を読んでいますよね。

私に答えが見えないように隠していても、筒抜けですよ。


楽勝過ぎる。

と言うか、私の観測分体はカンニングに向きすぎている。


「ああ、このレベルなら教科書さえ要りませんね」


軽めのブラフをかましながら、考えるフリもせずにすらすらと完答する。


こうして舛谷先輩を黙らせると、創部届の四つの枠に名前を埋めることが出来た。


二人には長続きして欲しい。

少なくとも彼らが、この高校を卒業するまでは。


「お名前ありがとうございます。これで後は顧問だけですね」


そういえば三花ちゃんは、上手く観測分体を使えているのだろうか。


私の観測分体を自慢したいのもあるけれど、三花ちゃんは超能力だからといって、自重したり隠したりしないと思う。


暴走しないように釘を刺しておかないと……。

今更になって、少し不安になって来た。

恋人関係が終わる時? はここまでです。

全体的に少し複雑な話になってしまいました、、


結姫ちゃんは先輩の関係修復もしつつ、部員も集めました!完璧です笑

後は顧問の先生ですね……


面白いと思ったら、星や感想もお願いします!( ノ;_ _)ノ


次回からは、クリスマス近辺のお話です。(デート回も最後にあります!)

結姫ちゃんと太陽君は、果たして、どこまでいくのでしょうか?笑

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