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第9話 台風

自衛官が教育課程にある時は幹部であっても、下っ端であっても、先輩や上官から台風をくらう事がある。ここで言う台風とは気象現象の台風の事ではない。先輩隊員や上官が部屋を荒らし回る。まぁ、一言で言えば一つの洗礼ちとでも言うのであろうか。新入隊員は教育隊で味わう可能性があり、幹部は幹部候補生学校でくらう可能性がある。無論、毎日くらう訳ではない。上官や先輩隊員の機嫌次第なのである。男性であろうが女性であろうが構わず来る。女性には女性の先輩隊員がやるだろうし、とにかく抜き打ち無差別にやられるものだから、たまったものではない。将来的には成長した自分達が、新たに入って来た後輩にやる事になるかもしれないから、台風のやられ方も大事である。何故この様な風習があるのかは分からないが、陸海空問わず見られる風景らしい。もっとも台風に合う人は毛布の畳み方が甘かったり、何かにつけてケチ(アラ)を見つけては台風を実施する。少しでもスキを見せてはならない。

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