第75話 志願兵と徴募兵
大日本帝国陸海軍は徴募兵と志願兵を併用していたが、世界を見渡すと兵役がある国(徴兵制)もあれば、完全に有志(志願制)で国防を担っている国もある。日本の自衛隊は日本国憲法の元では完全志願制になっている。それぞれの制度には一長一短はあるけれども、志願制と徴兵制で一番差が出るのは士気である。志願制はその名の通り軍人になりたい、国を守りたいと言う様な理由(もちろん他の理由はあるかも知れないが。)で兵隊になる。しかし、徴兵制の場合、個人の意思は関係なく強制されている。この差こそ、徴兵された人と志願された人それぞれで構成される軍隊の最も異なる部分であろう。軍隊を構成する要素として士気と言うものは必須項目である。志願兵だけで構成される軍隊の方が、当たり前だが士気は高い。つまり、それだけ戦力が少なくても高い士気で乗り越えられる。かといって、徴募兵が寄せ集めかと言うと、そうでもない。徴兵制を採用している国々にはマニュアルがあり、士気の低い兵隊でも上手くやれる。それに加え、生き残って兵役を終えたいと思う気持ちが、志願兵以上の力を出す事もあるかも知れない。




