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第46話 シーツの敷き方（ベッドメイク）
艦艇勤務だろうが、潜水艦乗りや、陸上勤務だろうが、陸海空を問わず、ベッドメイク（シーツの敷き方）にはうるさい。時には抜き打ちで上官のチェックが入ると言うから、その熱の入り方は半端では無いだろう。自衛隊にはベッドメイクの為のマニュアルが存在する。それがいつ作られたかは分からないが、もしかすると大日本帝国陸海軍の時代からあったのかも知れない。教育課程の間はずっとシーツの敷き方を叩き込まれる。教育課程が終わるまでに、射撃よりベッドメイクの方が上手くなっていると言う様な事はザラにある。無駄な物は持たないと言う、軍人に必要な潔白さを養う為なのかも知れないが、とにかく一度身に付いたシーツの敷き方は一生ものである。綺麗にベッドメイクを覚えたい方は自衛隊の門を叩いてみるのも良いのかも知れない。そんな理由で自衛隊に入隊するのは珍しいが…。自衛隊に入る理由は人それぞれであるが、入ってから何をしたいかと言う事は明確にしておいていた方が良いだろう。
