第15話 セーラーの意味
水兵の象徴はなんと言ってもセーラー服であろう。今でこそ女子学生の専売特許になっているが、先にセーラー服を導入したのは、日本を含む諸外国の海軍である。海上自衛隊ではWAVE(女性海上自衛官)にはセーラー服を着させていないようだが、男性海上自衛官の士長以下の隊員には今も着用させている。もちろんセーラー服を着るのは意味がある。溺れかけたら掴みやすい様に(地上から掴みやすく)する為で、スカーフを長くしている。更に四角い大きな襟は艦上での風の強い日でも立てれば指揮官の命令が聞きやすくなると言う効果もあると言う。セーラーにそんな意味があるとは分からなかったが、物事には何かしらの意味があるものだと言う事が分かった。女性海上自衛官にこそセーラーを着て貰いたいものだが、そう言う体系や伝統になっていないのは残念である。大日本帝国海軍からの伝統の一つである事を知った早瀬は、また一つ勉強になることが増えた。水兵のセーラー服は元々は英国海軍が発祥とされているが、諸説あり起源は定かになっていない。




