第十三話 3回戦
「おらぁ!」
まずは一人、極太の腕でラリアットをしてきたのをしゃがんでよけた、するともう一人が
「デリャァ!」
といって顔面に膝蹴りをしてきた、これはよけられなかった
ゴギ!
鼻が折れたらしい、ボギ!と言う音がした
鼻血は噴出すように出ている
俺は仰向けに吹き飛んだ、そこにもう一人が来て、俺の上でジャンプすると、膝を立てミゾに向かって落ちてきた、俺はそれを転がってよけた
ゴズ!!
「ガァァァァ!!」
教室の床は固い、今の勢いで行ったら皿は割れるだろう
一番最初に来た男が転がってよけた俺の顔面を思いっきり蹴ってきた
ドツ!
さらに鼻血はすごい勢いで出続ける、折れた鼻の骨が、もう鼻を切断したいと思うくらい痛かった
「アァァァ!!」
初めて俺は叫んだ
もう一発蹴りが飛んでくるのが見えた
俺はそれを腕を交差にしてそれを頭で抑えるようにして止めた
手はものすごいビリビリという激痛が走った。こいつらの蹴りはハンパ無い
俺は相手の股間に向かって蹴りを入れた、相手は不意を疲れたようでもろにあたり、相手は相当苦しんでいる
次に膝蹴りしてきた奴が俺の上に乗ろうとしてくる、俺は全力で相手の顔面を殴ろうとしたがよけられ、逆にカウンターを食らってしまった
一瞬意識が飛んだのが分かった、もう正直目はクラクラで戦える気力など無に近い
相手は俺の上に乗ってきて殴りかかろうとしたが、俺は脚を思いっきり上に上げ首を取り、床に叩き付けた
しかしまだ安心は出来なかったので、相手の顔面を10回くらい殴った後、股間を蹴った奴のほうに向かっていき、横たわって苦しんでいる相手の顔面を蹴飛ばした
バギ!
相手も鼻が折れたらしい。出血もすごい
しかし俺は蹴り続けた。相手はもう手も動かない
最後に皿が割れたと思われる奴のほうに向かい、そいつの顔面も何発も何発も蹴りまくった
「終了!」
「ハァ、ハァ、ハァ」
「普通はあの膝蹴りで抵抗できなくなるはずなんだけどなぁ。タフだタフだ」
「ハァ、ハァ、ハァ」
床は鼻血で真っ赤に染まっていた
「直也!大丈夫!?鼻が!」
曲がっていたらしい。やはり折れたんだ
「ハァ、ハァ、ハァ、血が止まんねぇ。目がクラクラする」
「大丈夫!?」
「あぁ・・・たぶん、だいじょうぶ・・・だとおも
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺が目を覚ましたとき、教室ではない別の場所にいた
たぶん相手の基地かなんかだろう。倉庫らしい
里菜は椅子のようなものにロープで締め付けられていた
「里菜…だいじょぶか・・・?」
里菜は泣いていた。声を出して泣いていた
「ウチは何もされてないけど…直也は?」
「大丈夫…」
「おい!コイツ目覚ましやがったぞ!」
「何倒れてんだよ坊主。しっかりしてもらわないと困るなぁ。さっきの続きと行きますか」
「やめて!これ以上直也を傷つけないで!」
「嬢ちゃんは優しいねぇ。でもそれはチョット無理だ。今までの時間休憩してたんだから、15人一気にいけるよな?」
「・・・」
「おい!どうなんだよ!武器はありだ!分かったか!」
「ねぇ!やめて!」
「・・・」
「YesもNoもいわねぇ。じゃあどっちでもいいんだな。やっちまえ」
「オス!!!!!!!!」
15人の返事が倉庫じゅうに響いた
「よし!行くぞ!」
「ねぇやめて!何でもするから!」
「おいちょっと待てお前ら!」
「オス!!!!!!!!」
「嬢ちゃん。何でもするって本当か?」
「そのかわり、直也を傷つけないって誓って…」
「ああ誓うさ。そういうのいいよねぇー何でもするから助けてみたいなの。じゃあこういうことでもいいんだな?」
なおやです。
ついにへんなとこ来ちゃいましたね…
次の話はR14になります
(俺が14だからw)
そういうのが嫌いな方は抜かしてください
それでは次回…