第十二話 2回戦
相手は長い鉄パイプを真ん中で持ち、孫悟空の如意棒のように持っている
「うぉぉぉぉ!」
「うぉぉぉぉ!」
二人は一斉に掛かってきた
2人一斉に上から鉄パイプを振り下ろしてきた
カキカキン!
俺は横にしてもち、それを防いだ
なぜか弱かった、しかし次の瞬間その理由が分かった
あたったと思ったらくるっと鉄パイプを1回転させ、2人そろってつきをしてきた
ドツドツ!
つく力はやたら強かった。それに棒にすごくなれている、テクニックがすごい
「グ!」
呼吸が1秒ほど出来なかった、みぞおちに突き刺さったからだ
鍛えていたつもりだったが、通用しないようだ。丸くなるほど苦しかった
「こいつらは棒の使い方はかなりトップクラスだ。なめない方がいいぜ」
「ああ、これはビックリだ」
俺はそういいながらしっかりと立った
これから人数が増えていくのかと思うとそれだけで立てなくなりそうなほど精神的に辛かった
俺はとりあえず里菜を守る。それしか考えていなかった
もし里菜がいなければもうそろそろずたずたのボロボロだ
俺はとりあえずかたっぽを先にやってしまおうと思った
次来た攻撃はカウンターのことだけを考えるようにした
相手は顔を合わせて、二人でコクンとうなずき
「オラ!」
「オラ!」
とまた上から振り下ろしてきた
俺は左にいるシンという奴に飛び掛りタックルした
次は本気で来たようだ、トモと言う奴は地面に思いっきりパイプをぶつけ手がかなり痛そうだった
シンは勢いで吹き飛び、仰向けになって倒れた。一瞬だったが軽いのが分かった
俺はしっかり持っていた鉄パイプでシンの顔面に一発振り下ろした
鼻は潰れ、歯は取れ、相当グロかった
ゴツ!
「アァ!」
腰に重い一発を食らった
俺は持っているパイプごと半回転し、相手の膝に思いっきりパイプを当てた
ガツン!
「オオォ!」
膝にもろ食らい、骨が折れたかもしれない、ガツン!と言う音と一緒にバグッ!と言う不気味な音がした
相手は思わず倒れこんだ、その隙に俺はとりあえずパイプで相手を滅多打ちにした
「もういいだろう」
「ハァ、ハァ、ハァ」
「いくら疲れてても5分は5分だからな」
「あぁ、ハァ、ハァ、ハァ」
「大丈夫?」
「ああ、まだチョットしか当たってないから、でも体力が…」
「うん…頑張って」
「ああ。で3人は無理かもしれない…」
「そうだ。先に言っておくが3人組みに勝ったやつはまだいないぞ」
「やっぱな。もう限界に近い」
「まぁ頑張れ。お前なら出来るさ」
「どうも」
「じゃあ次、健二、充、高志」
これは勝てないだろう。見た瞬間思った
きっと全員65キロは超えてるだろう。半そでのTシャツからはむき出しの血管とゴツゴツの腕が顔をのぞかせていた
「じゃあそろそろ5分だ。今回は武器は無し。わかったな?」
「ああ。わかった」
「じゃあよーい。初め!」
なおやです
気づいたらユニーク300超えてました!
皆さんありがとうございます!
でもやっぱり感想は欲しいです・・・
ぜひよろしくお願いします!
それでは次回・・・