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第十一話 1回戦

「直也、ホントに来ちゃう」

「死んだらゴメン」

「そんなこと言わないでよ!」

「わかんないだろ、死んだときのためだ。もし生きてたらちゃんと救急車呼んでね」

「どうやって?」

「職員室の向かい側に事務室だかがあるだろ?そこに電話があるんだ。それ使っちまえ。まぁたぶん先生が誰か連絡してると思うけどな」

「・・・」

「大丈夫、心配すんな」

「心配するよ。だってあんな大人数だよ?」

カランカランカラン

鉄パイプやバッドなどの音を立てながら階段を上がってくる音が聞こえた

「きてるよ!」

「ああ」

すると遠くから

「3階っていってたよな」

「ああ。ここだ」

「えーと。じゃあ2-4から行くか」

「ああ」

カランカランカラン

「来てる来てる」

「ああ」

そういって俺は息を大きく吸い込んだ

そして

「俺は3組だ!2人ともいる!3組に来い!」

すると

「よし!行くぞ!」

ダダダダダダ

走ってこっちに向かってきた

ガラ!

「よぉ坊主」

「武器なんて持っちゃって」

「お前らもだろ」

「じゃあこういうのはどうだ?」

「なんだ」

「勝ち抜き戦だ」

「順に俺が戦ってくってことか」

「そうだ。いい考えだろ?」

「武器は?」

「ありだ」

「わかった。ありがてぇ」

「よし。じゃあ一番手。カズ。行け」

「オス!」

その辺にいそうな普通の体系の人が出てきた。声は低くなく、これまた普通だ

「お前だったら3秒で終わらせてやる」

「うるせぇ坊主」

「じゃあ始めるぞ。よーい・・・始め!」

「オラァァァ!」

両手でギュッと握っているバッドを真上から振り下ろしてきた

俺は鉄パイプを横に持ち、それを防いだ

カキン!

相手の力は思ったよりも強く、受けた後の手はジンジンしていた

俺は左足で相手の腹部を狙ったがよけられた

続いて鉄パイプを縦に持ち、バッドでボールを打つようにスイングをした

カキン!

それを相手はバッドで止めた

2発で手は限界に近くなってきた。想像以上に武器は痛い

すると相手はバッドで俺の腹部をついてきた

ドゴ!

「なに!?カテェ!」

「クゥ・・・」

何気苦しかった、毎日鍛え上げてた腹筋もやはりバッドはきついらしい

しかしその隙を突いてパイプをまた横腹に向かってスイングした

ズフ!

「グォォ」

まだかろうじて立っている、しぶといヤロウだ

しかしその一瞬、相手はひるんで力が抜けていた

俺はみぞおちを狙って思いっきり突きをした

ドフ!

「ガハ!」

力は全然入っていなく、キレイに食い込んだ

相手は倒れこみ、足をばたばたさせながら苦しんでいた

「どうやったら勝ちなんだ?」

「意識を飛ばすまでだ」

「わかった」

俺は側頭部に向かってパイプを振り下ろした

ガツ!

「う!」

動かなくなった

「覚えて置けよ?お前も負けたらこうなるんだ。間違って殺しちゃうかもな」

「それは残念だ。一つ質問いいか」

「なんだ」

「こんな人数とやっていくのか?」

「いい質問だ。勝ったら2人、3人、4人と一人ずつふやしていくことにした。俺らの人数は22人。最後は1対6になる。それに勝ったら俺とのタイマンだ」

「悪いそれは無理だ」

「こんな簡単に勝ったんだ。いけるだろ」

「体力がもたねぇ・・・」

「じゃあ休憩をやろう。5分ほどだ」

「わかった。ありがてぇ」

・・・5分後・・・

「じゃあ2回戦始めるか。じゃあトモとシン」

「オス!」

「オス!」

両方背はでかいが細っちい体をしている

「よーい。はじめ!」

第2回戦が始まった

一回戦。勝てましたねー

人数が増えていくって辛いですよね・・・どんどん強い相手も出てくるし人も増えるし・・・

一体どこまでいけるのか?生きれるのか?

次回をお楽しみに・・・

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