第十話 襲来
普通の授業が始まり、普通の休み時間を過ごし、普通の1日を送っていた
これから皆が巻き込まれると考えるとすごく申し訳なかった
しかし言っても信じてくれるわけも無いだろう
昼までの時間がたんたんとすぎていった
そして12時24分。4時間目の授業があと15分ほどで終わり、給食の時間だと皆は思っていただろう。いつもの俺ならそう思っていただろう
校庭からバイクの音がし始めた
ブンブンブンブン!!!
俺は窓側の席なのですぐに校庭を見下ろした
ついにあいつらが着てしまった
人数は20~30人ほどで、バッド、鉄パイプなどを全員が持っていた
俺は皆に言った
「皆。悪かった」
先生が言った
「どうした?」
「外のバイク、皆見てくれ」
「バイク?・・・何だアレは!」
先生は急いで教室を飛び出した
そして俺の大親友の航平が
「お前何した?」
「昨日ちょっと絡まれてな」
「誰にだ?」
「畠校の奴らだ」
「それ本当か?」
「ああ」
そういいながら俺はロッカーに向かい、皆の視線を浴びながらロッカーをあけ、鉄パイプを取り出した
すると航平が
「お前マジなのか?」
「しょうがねぇだろ。あんな人数で来るとは思わなかったけどな」
「お前馬鹿だろ」
「ああ。馬鹿だ。ホントに皆すまなかった」
すると
ピーンポーンパーンポーン
「不審者です!不審者です!教室の鍵を全部しめ、机を積み重ねるなどして入れないようにしてください!」
ピーンポーンパーンポーン
「じゃあ行って来るわ」
「どこにだよ!」
航平はいつも出さないような声を出して俺を止めた
「3組だ」
「3組?」
里菜の組は3組。俺が一緒にいれば怪我人は少なくなるはず。そう考えていたがそんなこといえない
「外からはまだバイクの音がする。きっと作戦を練ってるんだ。俺は他のクラス行って皆1組に集めてくる。皆きたら閉めて机とか積み重ねておいてな。俺はついでに来ないから。んじゃ行って来るわ」
俺は1組から出て行き、3組に行った
「ガラガラ!」
「キャア!」
と女子の悲鳴が聞こえた
「悪い悪い。驚かせて」
「直也!?何でそんなもの持ってるんだよ!」
ほとんどの男子が口をそろえて言う
「あいつらが来たのは俺めあてなんだ。ホントにゴメンな」
「何で俺らまで巻き込むんだよ」
俺の部活の部長、翼が言った
「ホント悪かった…だから皆1組に逃げてくれ」
「何で1組なんだ?」
「一組は最後に行くって言ってた。俺は最後なんだ」
「ほかにめあてがいるのか?」
「ああ・・・」
「誰だよ?」
「それは・・・」
「なんだよ。教えられないってか?」
「これは俺らの問題だ。気にしないで逃げてくれ」
「わかった」
「皆!そういうことだ!ホントにすまないと思ってる!今すぐ1組に逃げてくれ!」
皆はいっせいに1組に逃げ込んだ
そのあと4組に行き、4組にも事情を話し皆非難させた、ついでに2組にも寄っていってこれを伝えてくれともう一人の大親友大輔に伝え、準備は整った。なかなかあいつらは来ない。外をのぞいてみると、外では先生たちとの攻防戦が始まっていた。次々と殴られていき、次々と先生たちは倒れていく。俺は本当に申し訳なくて、3組に戻った。3組には里菜が残っていた
「直也…」
「ヤバイな、まぁ頑張ってみるさ」
「無理だよ…」
「まぁ殺されはしないはずだから、安心しろ」
「・・・」
俺は窓を開け外に向かって
「おい!先生たちは関係ないだろ!今俺は3回にある2-3にいる!早くきやがれカスども!」
こういうしかなかった…こうするしか気を引く方法なんて無かった・・・
「直也!」
「しょうがないだろ!こうするしかないんだ!」
すると外から
「おい小僧!今からそっちに行ってやる!ちょっと待ってやがれ!」
ついに、あいつらとの決戦が始まる・・・
ついに来てしまいましたねー
一体主人公はどうなるのでしょうか…
ついでに今日映画を見に行きました、すると!
なんとそのホール(?)には俺と彼女意外誰もいなく、貸切状態だったのです!
いやーよかったね~
あと、やっと1件お気に入り登録してくれた人が現れました!
本当にありがとうございます!
それでは次回お楽しみに!