プロローグ
「もう俺ら合計したら付き合って3年くらいになりそうなのにキスしたこと無いっておかしくないか?大輝は4ヶ月でキスしたし雪也は3ヶ月だぞ?」
「でもまだ中学生じゃん」
「いっつも里菜そうじゃん。『中学生だから』ってさ。そんなに中学生じゃだめか?」
「ダメじゃないけど早くない?」
「早くないよ、もう2組もしてるし。俺ら3年だよ3年。けた外れじゃん」
「まぁそうだけどね…」
「そんなに嫌か?」
「いや、そうじゃないんだよ?でもやっぱり…」
「気にすんな、付き合ってること自体知ってる人少ないし、誰にも言わないよ」
「うーん…。そんなにキスしたい?」
「うん。したくないの?」
「いや、そういうわけじゃないんだけどね…。じゃあ何でしたいの?」
「好きだから」
「え?」
「好きだからに決まってんじゃん。それ以外何があるよ」
「まぁね…」
「じゃあ俺の事好きじゃないの?」
「いや、好きだよ?」
「だってキスしたくないんでしょ?」
「ううん!大好っ
俺は10センチくらい小さな体の里菜の肩に手を回し、頭の後ろに手をかぶせギュッと抱きしめた
「いいじゃん好きなら。愛に『中学生だから』とかなんてのは関係無いんだよ。好きなのは好きなんだから。だろ?」
「うん・・・」
「だから大人と同じように恋できるんだよ。『中学生』なんて言葉に縛られちゃダメだ。恋は自由だ」
「うん・・・」
「これからもずっと宜しくな。ずっとずっと、愛してるから」
俺は里菜の唇にチュッっと短いキスをした
始めまして、なおやです
これは半分ホントの話で半分作り話です
こんな中学生もいるんだなーと思ってみてください
感想もくれたらうれしいです
これからよろしくお願いします