80話 どうしても
ーーー
フランの言葉に驚く3人
「そんなに驚くなよ!」
「いや、驚くでしょ?
フランなら引き受けそうだとは思ったけど、こんなにアッサリ引き受けるとは思わなかったんだもん」
「いや、アッサリじゃねーよ!魔女さん、その話受けるけどいくつか条件付きで頼むわ」
「条件ですか?」
「まず、武器を使う前に俺らに使用目的を全部詳しく説明すること
今は説明出来なくても、さすがに使う時なら出来ねーかな?じゃねーと、俺らも気持ち悪いって言うかモヤモヤするんだわ!」
「…使うギリギリで良いなら全てお話します。」
「OK!次は悪いことには使わない
これは魔女さんが自分で言ってたし信じるぜ」
「はい。約束します。」
「最後、俺らに見返りをくれ」
「私にお渡し出来る物ならなんでも、お渡しします。お金も少しぐらいならご用意出来ます!」
「お金もいいけど、俺らはやっぱり気持ち良さが欲しいんだわ!」
「き、気持ちよさですか?」
「そう!話を受けて納得出来ない終わりにしたくないっていうか、皆んな笑顔でチャンチャンってしたいんだわ!
そうしたら、俺らは気持ちよく魔女さんを救えたねっで終われるんだけど?
…それ、出来る?」
「…私は救われますが、あなた方がどう受け止めるかは分かりません。」
「そっか、OK!いいよ!この話、受けようぜフレイ」
「⁉︎」
「今ので納得したの?」
「ああ、納得した」
「ならいいよ、引き受けよう」
「⁉︎」
「おふたりとも、待ってください!私は反対です。」
「どした?ノクターン」
「その者の話、納得も信用もできかねます。」
「俺も納得はまだ出来て無いけど、信用はしてるぜ
ナビリィとナビミィが言ってたろ『助けてあげてほしい』ってそれだけで十分だろ?」
すると、ブルブルっと腕輪が震えたような気もするがふたりは気づかなかった
「…それでも、了承できません。」
「ねぇ、ノクターン」
「…はい。」
「僕達がどうしてもって言ってもダメかな?」
「それは…、ズルいです。」
「フランはどう?」
「ああ、『どうしても』だわ
頼む」
「…分かりました。皆にはおふたりから伝えてください。」
「すまんなノクターン、折れてくれてありがとうな」
「いいえ。おふたりの気持ちが最優先ですから。」
「ノクターンはフランに似て頑固なところがあるね」
「それを言うならフレイに似てだろ?」
「意外とフランの方が頑固だよ!」
「そうか?」
「そうだよ!ね、ノクターン」
「いいえ。おふたりとも頑固です。」
「アハハッそうかもね!」
ーーー
3人の話は纏まり、落ちついてお茶を飲む
魔女は未だに、ノクターンの方を見るとビクッと体を揺らすことがあるものの少し落ち着いてきたようであった
「あの、お話受けていただいてありがたいのですが、本当に可能なのですか?
お願いしておきながら言うのもなんですが、世界を壊せるほどの威力がある武器ですよ?」
「あ、そう言えばノクターンが出来るって言うから受けたけど、本当に作れるのか?」
「おふたりなら可能です。」
「だそうです。」
「おふたりは凄いんですね!たまたま、あなた方に出会ったこと嬉しく思います。」
「ちなみに聞いてなかったんだけど、期限はいつまでですか?」
「いつでも大丈夫ですよ。私はいつもここに居るので手に入り次第、都合の良い時に持ってきていただけると嬉しいです。」
「そんなに急いでないんですか?」
「はい。今更、数年遅くなるくらいどうってことはないと思いますので」
「そうなんですか?それは僕達にはありがたいですけど」
「次いつここに来れるか分からないからな!」
「それでいいんです。何も救いがないよりずっとマシなので。
本当にありがとうございます。もしも、武器が手に入らなくても希望が持てた今、私は少し救われました。
だから、もしダメだったとしても気にしないでくださいね。」
後にフランはフレイに語った
「あの人の瞳、潤ませたくねー!」っと
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
少しでも面白い、続きが読みたいと思って頂けましたら、ブックマークや高評価、いいねなど頂ければ幸いです。
作者のモチベーションに直結しておりますので是非よろしくお願いします。




