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59話 発表会?プレゼンですね


ーーー

スクリーンに映し出された文字

それは『国づくり計画』


「えっと、エチュード?」


「はい!」


「計画名これであってる?間違えてない?」


「はい!こちらで間違いありません。

言葉はしっかり調べました。」


「そ、うなんだ〜!なるほど?

よし!話聞こうぜ!」


「そうだね!今ちょっと、点と点が結びついてないから混乱しちゃった!

ごめんね、続けてもらっていい?」


「はい!では改めて、私達の計画はおふたりの留学計画を後押しする為のものです。」



そこからの説明は大まかに言うと、ふたりの留学計画では、どの国に行っても一時的な自由も無いと推測されること

理由として、ふたりは他国の貴族、しかも大国のドルレア王国の妃候補者だ


大切なゲストとして受け入れられる可能性が高く、今よりも窮屈な生活になると推測される

それでは結果として、乙女展開から逃れるだけではないかと


「おふたりが候補にあげた国、ナサワンティッス王国、カルナダ、マックルー国


カルナダは貴族学校、マックルー国は学園がそれぞれありますが、おふたりの立場では、おそらく通うことは出来ないでしょう。

ナサワンティッス王国はそもそも、この国の貴族院のような施設はありません。

各家庭で家庭教師を雇うのが一般的なようです。」



エチュードの知識はこの数日でいったいどれだけ進化したのだろうかと、ふたりは思ったが今、口にすることはしなかった

それは、話の腰を折ることになるからである



「おふたりの留学計画の結果が、今よりも不自由であってはならないのです!」


「「ならないのです!」」


「コラ⁉︎今はやめなさい!」


「静かに聞こうね!」


「はい、なのです」「怒られちゃったのです」


エチュードは優しくクスッと笑い、話を続ける


「私達の目的は、おふたりに快適に過ごしてもらうことです。

それは『アバタールーム』の中だけではなく、外の世界でも同じことです。


それでは、おふたりの壮大な留学計画をもっと快適に恵みの多いものにする為には何が必要か?


それは、国です!

そのため、私達はこの『国づくり計画』を考えました。」


国づくり計画の概要はモルモル達8人による、とてつもなく壮大な計画であった


それぞれの得意なことを活かして国をつくると言うのだが、実現可能な候補がいくつか用意されていた


「1番手間がかからないのは、私達8人で戦争を仕掛けます。

そして、奪った領地と民を導くという作戦です。」


「ストップ!」

「ちょっと待った!」


「どうされましたか?」


「それは無しの方向でお願い出来るかな!」


「承知しました。

では、残りの候補は0から作りあげていくものになります。

戦争を起こさず、略奪もしないのでクリーンな国をつくることが可能です。


立国の候補地は1つ目はこちらの海域、2つ目は空を考えております。

ただし、こちらの案は、おふたりにも少しご協力頂かないと時間が掛かりすぎるかと思われます。」


「協力はもちろんするよ!だけど、候補地…」

「海と空ってマジ?可能なのか?

出来るんならファンタジー感ヤバそうだけど!」


「おふたりにご協力いただけるのなら可能です。」


「うわー、うちの子達、優秀!」


玲に褒められてモルモル達は嬉しそうだったり、照れ臭そうだったりで、それぞれ表情を変えた


「出来ちゃうんだね!

ちなみに候補地がその2つなのって理由があるのかな?」


「はい!もちろんです。

1番の理由は領土です。この世界に領海と領空の考え方はありません。

つまり私達が土地が無い場所に国をつくろうと全く問題になりません。」


「なるほど!」


「模型をおふたりに」


エチュードの合図にラプソディが模型を2つ取り出し、それをレクイエムがツタを使い、ふたりの前に差し出した


それを確認するとスクリーンにイメージ図が映し出され

エチュードが海と空の場合の建築案を模型を使いながら分かりやすく説明した


ここまでを通して、エチュードの計画は言うまでもなく、全てふたりの為のものであった

そこに溢れていたのは、モルモル達からのふたりへの想いだった


「これで、私達の計画の説明を終わります。」


「おお〜、点と点が繋がったよ!」


「うちの子達、スゴイ成長してる!

俺、気分的に発表会って言うより母の日になっちゃった」


「分かる!全体的に僕達への愛が溢れてた」


ふたりの様子にエチュードは胸をなで下ろす


「それで、いかがでしょうか?

私達の計画を進めてもよろしいでしょうか?」


「俺達は願ったり叶ったりだけど、お前達はいいのか?」


モルモル達は理解出来ないのか、進化前の癖で首をコテっと傾げた


「僕達の為にそこまでしてもらっても良いのかなって」


「エチュード、たぶんマスター達は俺達の幸せの話してる。」


モルモル達が何を言われているのか理解できないなか、無口なワルツが珍しく率先して口を開いた


「?私達の幸せは、おふたりの幸せですが?」


「皆んなが良いなら計画進めてもらおうかな」


「ああ、お前達頼むわ!」


その言葉にモルモル達は嬉しそうに「はい!」と返した


ーーー

モルモル達が喜んでいるなか、ふたりは小声で内緒話をした


「…戦争が1番手っ取り早いって本気だったと思うか?」


「本気だったと思うよ」


最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

少しでも面白い、続きが読みたいと思って頂けましたら、ブックマークや高評価、いいねなど頂ければ幸いです。


作者のモチベーションに直結しておりますので是非よろしくお願いします。


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