49話 屋台のアレ
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料理番モルモルはテーブルにふたり分の丼を置くと「どうぞ」と言う様に手を上げてアピールした
「うわ!良い匂い!」
「コレはもしや、ラーメン⁉︎
︎おい!おい!ここは異世界だぜ⁉︎忘れてんのか?ラーメンがある訳ないだろ⁉︎」
「玲、混乱しすぎ!自分でツッコんでるじゃん!」
「いや、だってコレ…ラーメン?」
「うん、ラーメン!」
「えっ?えっ?いいのか⁉︎ラーメンなんて、前世の叡智が詰まったものでは?それをこんな記憶思い出した序盤に食べてもいいの⁉︎」
「アハハハッ!玲はラーメン好きだったもんね」
「好きだからこそ諦めた物だぞ?それが、こんなに早く目の前に…ある!」
「マスター、大興奮なのです!」
「そんな喜んで貰えてモルモル達も嬉しそうなのです」
料理番のモルモル達は効果音で言えば「ぱぁぁ」っという感じだ
喜んでるみたいである
そして、両手を下から上に往復させて「どうぞ、食べて」とアピールしだした
「食べてって言ってるみたい」
「それじゃあ、いただきます!!」
異世界で初のラーメンを食べる、ふたり
鶏ガラ醤油の昔ながらの味が口いっぱいに広がっていく
「うっま!止まらん!マジ、ラーメンだわ!」
「これは、鶏ガラ?僕達が食べた鶏肉のかな?」
コクッコクッと2人のモルモルが頷く
「出汁からとってるの⁉︎スゴイね、君達」
嬉しそうなモルモル達
「これ僕でも作れる?今度教えてくれるかな?」
頷くモルモル達
「ありがとう!確かに優秀だね」
照れる2人のモルモル
すると先程、テーブルとベンチを運んで来たであろうモルモルが慌てて窓からやって来た
「ん?どうしたの?慌ててるね」
そのモルモルは銀色の筒状の物を渡して来た
「ありがとう、なんだろうコレは?」
モルモルは片手をブンブンと振ってアピールしだした
「んん?なんだろう、手を振ってる?」
「ご主人様、モルモルはそれをラーメンにふりかけて欲しいみたいなのです」
「あ!なるほど、ってことはコレはコショウかな?」
コクコクッ頷くモルモル
「もしかして、このケース作ったの?」
もっと頷くモルモル
「ハハッそっか、君もありがとうね!」
照れるモルモル
「玲、ラーメンに集中してるとこ悪いけどコショウはかけないの?」
「、んあ?コショウって確かにガチャで出てたけど、今から取りに行くの面倒臭いぞ?」
「コレ、な〜んだ?」
「お前、それはラーメン家にある銀色のコショウ入れじゃねぇか⁉︎
ガチャで出たのは袋入りだったぞ⁉︎」
「この子が作ってくれました!」
「うっわ⁉︎うちの子ら優秀過ぎ!!もう、なんでも分かってるやん!」
玲の言葉に騒がしくなる、モルモル3人
全身で喜びを表現している様だ
「自分達でラーメン作るならコショウも必要って考えて、さらに食べる時に使うテーブルとベンチも用意するって…」
「賢すぎるよな?」
「なんで僕達にそこまでしてくれるんだろうね?」
「ご主人様、モルモル達は誰かのために働くのが好きなのです」
「今はガチャで引いてくれた、マスターに仕えてるのです」
「なるほど?僕の言うことも聞くのは?」
「マスターが1番、ご主人様が2番なのです」
「私達と逆なのです」
「んん?うーん、分からないなあ?
とりあえず僕達に対して敵意は無いし、仕えてくれるって認識で合ってるかな?」
「「合ってるのです!!」」
「玲、そう言うことらしいけど、聞いてる?」
「なんとなく聞いてたよ、それよりラーメンが美味いんだわ!」
「…そうだね、今は僕も食べよ!」
ーーー
気になる事は増えていく一方だが、とりあえず今は美味しそうな夜食のラーメンを堪能したのであった
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